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【大人のローファーなら、この4足!】達人が教える一生モノの見つけ方とは?

2017.8.31
2017.8.31

オッサンくさいのも、学生っぽいのもNG!大人にこそ似合う、粋なローファーの取り入れ方とは?

大人になると自分のスタイルが確立する一方で、流行に対するアンテナの感受性が鈍っていくのも事実です。「スタイルか、ファッションか、それが問題だ」と、葛藤を抱えるスマフォー諸兄に向け、「進化する定番アイテム」をオススメするこの企画。

第2回は、男の定番靴の代表格である「ローファー」にフォーカス! ご登場いただくのは、モードやカジュアルのトレンド、物作りの背景にまで知り尽くすファッション達人、デザインスタジオ・アーカイブ&スタイルを主宰する坂田真彦さん。ファッション業界のご意見番であり、スマフォー世代の兄貴的存在である坂田さんに、旬でありながら末永く付き合えるローファー選びのコツをうかがいました。

気を抜きすぎず張りすぎない、大人とローファーとのベストな距離感

坂田:「若い頃はローファーと言えば、すごく大人っぽいモノ、あるいは真逆で高校生が履くような靴だと思っていました。それもあって、20代の頃には少し難しく考えていたこともあって気張って履いてたのを覚えています。ですが、大人になった今は、もっと肩の力を抜いて履くようになりました」。

こちらの2足は坂田さんの私物。左側はGUCCI(グッチ)のもので、同社のビットローファーの登場60周年を記念したという一足。右のシンプルなローファーはJ.M. WESTON(ジェイエムウエストン)の傑作「180」。坂田さんはブラック以外にも、ブラウン、オリーブなど、色違いで複数を所持しているそう。雨の日でも履けるように、レザーソールではなく、ラバーソールを選んでいるのもポイント。

坂田:「このグッチのローファーが登場した2012年は、CHURCH’S(チャーチ)がスタッズ付きのレザーシューズを出したり、CHRISTIAN LOUBOUTIN(クリスチャン ルブタン)のシューズがメンズでも浸透してきた頃で、この手の装飾的な革靴が盛り上がっていた時期でした。これ自体は完成されたデザインだと思っていて、今も履くことはありますが、これから新しいモノを買うなら、さりげなく主張するくらいのサジ加減の一足がいいと思います。それと、革靴はクオリティの良し悪しが見栄えに反映されやすいものだから、多少値が張っても良いモノを買った方が長い目で見ればトクするはずです」。

信頼が置けるブランドの上質なアイテム。なおかつ、デザインがベーシックであることを前提に、適度に遊びを効かせたモノ選び。このバランスが成立したとすれば、合わせる服はシンプルな方がこなれて見えると坂田さんは言います。もちろん、ローファーを履くときはパンツとのバランスへの気配りも不可欠です。

坂田:「この数年間ずっと、『短靴には絶対アンクル丈のパンツを!』 みたいな風潮があるけど、ジャストめのレングスとか、少し長めの丈で履くのも全然アリだと思いますよ。むしろ今日僕が履いたようなホワイトバックスなんかだと、丈が短くて細いパンツを合わせるプレッピーな着こなしって、あまり今っぽくない気がする。それよりもワイドパンツとかデニムでさらっと履くくらいがオススメですね。あと、ショーツにローファーの組み合わせは過剰に艶っぽくなりがちなので、注意した方がいいかもしれません(笑)」。

オフホワイトが上品なホワイトバックスはALDEN(オールデン)のもの。色落ちした501®はセルビッチがない’90sの古着で、坂田さんはあえて大きめのサイズを選んで、裾を折り返さずに穿いています。

坂田:「ローファー自体がある程度キマって見える靴だから、あんまり格好つけすぎるとギラついて見えちゃいますよね。色っぽいローファーをカラーパンツとか、カラージャケットとかに合わせてる人を見かけるけれど、あれって、やっぱりリゾートでこそ映えるスタイル。街中だとちょっと浮いてしまいますから」。

服では過剰な主張は求めない。それによって、結果的にローファーも引き立ち、着こなし全体が洗練されてくる、というのが坂田さんの持論です。

坂田:「優れたデザインのスニーカーって、足元にさりげなく挿すことができるじゃないですか? ローファーもそのくらいの感覚で付き合える人の方が断然クールだと思いますよ」。

坂田 真彦(さかた まさひこ) 1970年生まれ、和歌山県出身。メンズビギで辣腕を振るった後に独立、フリーランスのデザイナー・クリエイティブディレクターとして複数のブランドに携わり、成功へと導いてきたヒットメーカー。2004年にはデザインスタジオ、アーカイブ&スタイルを設立し、今日に至るまでファッションシーンの第一線で活躍し続けている。
新たに買い足すのなら、主役を張れる一足を

ローファーを選ぶ上で大切なことは、自分のキャラにマッチしていることを前提に、足元をほどよくお洒落に演出してくれる一足を見つけること。「結局、一番履くのは、さりげない遊びが効かせた程よくシンプルなデザイン。これに尽きますね」という坂田さんのコメントにならって、こちらの4足のローファーをピックアップしました!

足元を見られても安心。スマートな顔立ちのローファー5選!
▶︎画像拡大表示歩きやすい流線型のラバーソールに薄めのトウを採用したParaboots(パラブーツ)の隠れた名作「カブリオ」。柔らかな肌触りのカウスエードアッパーのドライビングタイプですが、艶っぽくなりすぎず、あくまで上品なのはフランス靴ならでは。3万4000円(税抜)/パラブーツ 青山店
▶︎画像拡大表示“イチハチマル”の呼称で親しまれるJ.M. WESTON(ジェイエムウエストン)の象徴的な木型「180」に、キメの細かいボックスカーフを使ったこのモデル。完成までに要した木型の施策は200回を越すというのですから、その品質にも頷けます。9万5,000円(税抜)/ジェイエムウエストン 青山店
▶︎画像拡大表示EDWARD GREEN(エドワードグリーン)の人気作「デューク」。公爵を意味するそのモデル名は、かのウィンザー公が同社のローファーを愛用していたことに由来します。そんな由緒ある一足のコンビモデルとなれば、洒落っ気は十分。16万3000円(税抜)/エドワード グリーン
▶︎画像拡大表示グッドイヤーウェルテッド製法から派生したJOHN LOBB(ジョンロブ)独自の技術、テンシルコンストラクションを採用した「アレイ」。最上級のカーフ素材に折り返したタン、丁寧なハンドステッチに軽やかな履き心地。どこを摂っても極上の逸品。20万円(税抜)/ジョンロブ ジャパン

上質な革靴だからこそ、気負わずデイリーに履くことで、大人の装いに余裕と風格を醸し出すことができます。いつ履いても心地よく、この先も長く付き合っていける。そんなイイ女?のようなローファーが玄関で待っててくれる安心感、スマフォー世代ならわかるはず。 さて、次回はどんなハイブリッドアイテムが登場するか?  ぜひご期待ください!

Photo:Satoshi Ohmura(Portrait),Zenharu Tanakamaru(Still life)
Styling:Akiyoshi Morita
Text:Rui Konno


【問い合わせ先】
パラブーツ 青山店
03-5766-6688
http://jp.paraboot.com

ジェイエムウエストン 青山店
03-6805-1691
http://www.jmweston.fr/jp/

エドワード グリーン 銀座店
03-3573-6055
http://www.edwardgreen.jp

ジョン ロブ ジャパン
03-6267-6010
http://www.johnlobb.com/jp/

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