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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

エルメスの「バーキン」が教えてくれたこと。男のオシャレは引き算です!

2017.8.13
2017.8.13

掘り出し物に必ず出合える貴重な店

以前もこの連載で紹介したことがありますが、「Le Dressing Monaco(ル・ドレッシング・モナコ)」は、船旅でモナコに寄港するたびに立ち寄るお店です。ここは高級ブランドのリサイクルショップなんですけど、日本とはちょっとレベルが違うんです。なにが違うって、コンディションがムチャクチャいいし、価格も良心的。社交イベントが多い土地柄だからでなんでしょうね。セレブが一度使っただけで服やらバッグやらを持ち込むことも多いそうです。しかも、レディスだけじゃなく、メンズ向けの店もある。モナコに行ったら、絶対行ってみるべきです。

で、エルメスの「バーキン」です。茶色いほうは“ヴォー・グレネ・クシュベル”という雄の仔牛レザーを使用。現在は廃盤となってしまった素材ですが、細かい班が型押しされたレザーで、軽量で汚れや傷擦れに強く、耐久性があるのが魅力です。こちらは7年前の船旅取材の際に購入。

8年前に買った黒い方は、“ヴァシェット・グレネ・アルデンヌ”という雄牛レザーを使っています。こちらも廃盤となった素材で、型押しの班が均一に施され、カッチリとした固めの質感が特徴となっています。ともに大きさは40センチのタイプ。男が持つには、これくらいのサイズがないとバランスが悪いですからね。

ル・ドレッシング・モナコは、行くと必ず掘り出し物に出合えるんですよ。とにかく、これはお買い得でした。値段は内緒ですが、日本じゃなかなかこの価格では手に入らないと思います。そんなわけで、いまじゃあ船旅取材でモナコを訪れるたびにスタッフ一同、揃ってここを訪れるのが定番になっています。

この「バーキン」を買ってから、お洒落の引き算を学んだような気がします。存在感があるものを一点入れると、他のアイテムをシンプルにしないとバランスが悪い。だから、あえて白いシャツとグレーのスーツにこれを合わせるとか。なんでもない格好なのに、バッグは「バーキン」というほうがいいと思うんですよね。それ以外もお洒落を頑張っちゃうと、コテコテのこれ見よがしになってしまってカッコ悪い。僕も、時間をかけて学んだことなんですけど、お洒落は引き算こそ大事。若いときは特に、自分でも気付かないうちに盛り過ぎになっていましたが、フォルツァ世代にはそういった頑張りは不要です。普通がいんです、普通が。男は、シンプルで王道なほうが絶対いいですって。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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