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WATCH 40男のヴィンテージ時計

【ロレックスのデイデイト】コスパよし、デザインよしで選ぶならこれしかない【第37回】

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金無垢なのにお得感がてんこ盛り!

為替の影響を受けやすいヴィンテージロレックスの市場は、イギリスのEU離脱と円高の影響から早くも揺れ動いているように見受けられます。ここのところ穏やかな動きでしたが、一転して嵐の予感?といったところでしょうか。

売り時でもある一方、買い時でもあるので、今こそ冷静沈着な判断が必要です。投資目的の方も、純粋な時計好きの方も、このタイミングをチャンスに捉え、思いっきり買い物を楽しんでいただきたいものです(笑)。

そんなこんなで、最近この手の話題にとなると半分の投資のような内容になりがちでしたが(笑)。今回はファッションよりの提案をしたいと思います。

数あるヴィンテージロレックスの中で、コスパ的に秀でいるモデルと言えば、「DATEJAST(デイトジャスト)」Ref.1601をおいて右に出るものはいないでしょう。

ROLEX(ロレックス)が開発した3大発明である「オイスターケース」、「パーペチュアル機構」「デイトジャスト機構」、このすべてを備えている名機中の名機であるうえに、きれいな個体さえ押さえればオン・オフ兼用でばっちり使いこなせます。

搭載している自動巻きムーブメントCal.1570から鑑みても、実用面では同年代のスポーツウォッチとほぼ同等。それでいて高級機特有の外装の仕上げとなれば、話を聞くだけでも気になってきますよね(笑)。

ただし、そこには落とし穴が。モノ選びや着こなしをしくじると、バブル時代のサラリーマンのようになりかねがち。そう、あの頃よく見掛けた成金ぽい感じに(笑)。

そのバブルっぽい雰囲気と100%かぶらない最良の選択。それは「デイトジャスト」の最上位機種に当たる「DAY-DATE(デイデイト)」を選ぶことです。でもって、今回は狙いをRef.1803一本に絞ります。 

▶︎画像拡大表示ROLEX DAY-DATE                                Ref.1803、1966年製、自動巻き(Cal.1556)、18KWGケース、ケース径36㎜/68万円(税抜)                                        【問い合わせ】リベルタス 06-6643-9455 http://www.libertas-watch.com/
▶︎画像拡大表示ROLEX DAY-DATE                                Ref.1803、1960年代前半、自動巻き(Cal.1555)、18KYGケース、ケース径36㎜/120万円(税抜)                                      【問い合わせ】リベルタス 06-6643-9455 http://www.libertas-watch.com/

第一に「デイデイト」は最高峰のプレステージモデルゆえ、ステンレススチールやコンビ使いのモデルは存在せず、ゴールドもしくはプラチナのみの展開となります。

ちなみにヴィンテージに関しては、プラチナ製の個体はオークション級のレアさで市場でお目にかかることは稀も稀。現実的に購入できるのは、イエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドなどの18金の個体がほどんど、と言ったところでしょうか。

ヴィンテージから現行品まで含め、Ref.1803をここで一押しする理由。それはレアなミラーダイヤルなどを例外を除けば、ヘッドのみならほぼ100万円以下で収まるからです。そして、ヴィンテージ特有の雰囲気から無垢であってもギラつかず、腕元がこなれて見えるのも大きなメリットかと。

ファッション性も非常に高く、金無垢のブレスに抵抗がある方でも、カジュアルなイタリアンストラップに付け替えると幅広い服装と簡単に合わせることができます。

▶︎画像拡大表示文字盤のコンディションが光るホワイトゴールドの個体。夜光が一切つかないクラシカルな佇まいの一本です。
▶︎画像拡大表示「デイデイト」ではまず見つからないオリジナルのミラーダイヤル。そもそも黒文字板はオリジナルは大変希少。ダイヤルが交換されている個体が本当に多いので購入の際は細心の注意が必要です!

金無垢でも落ち着きがあるミドルケース、当時最高峰の外装とムーブメント、さらには希少性まで揃うとなると、とても最高級機とは思えないお得感があります。コスパはほぼ完璧かと。

ケースの素材問わず、オリジナルのミラーダイヤルを探すのはかなり至難ですが、シックなホワイトゴールドはまだ見つけやすいのでオススメですよ。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE



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