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干場の究極ワードローブ! キーワードは“エコラグ”
第39回 ブルネロ クチネリのドットタイ

2015.11.16
2015.11.16

赤のドットが新鮮な
大剣幅7センチのタイ

長年、ファッションの世界に携わっていると、自分なりにいろいろな答えを見つけていくものですが……。ネクタイに関して言うと、結局、ネイビーのソリッドタイが間違いなく一番使える、と断言できます。

スーツやジャケットの基本色であるネイビー、グレーの両方の色によく合うし、取材で知り合ったイタリアのファッション業界の重鎮のなかには、ネイビーのソリッドタイだけを素材違いで何本も揃えて、とにかくそれをマスターするのがお洒落への近道だ、なんて力説する方もいました。

確かにそう思います。でも、それだけだと飽きてしまうのも人情というもの(笑)。そこで遠目にはソリッド、近くに寄ると“あら、こんな柄だったのね”的なものを探していたのですが、王道の白のピンドットだと僕には少しクラシック過ぎる気がして……。と言うか、どうも堅苦しい感じがするんですよね。なにごとも、過ぎたるは及ばざるが如し。バランス感が大事なんです。

そんなとき出合ったのが、このブルネロ クチネリのドットタイでした。僕は普段、着こなしに赤を使うことはありませんが、それにもかかわらずこの赤がすごく新鮮に思えたんです。しかも柄の大きさや間隔も理想的で、迷わず購入しました。クチネリはこういうパッと見はクラシックだけれど、モダンな遊びを加えた表現が本当にうまいんですよね。

結んだときノットがきれいな大きさに見えるのもポイントです。昨今のシャツは襟が小ぶりなので、厚手の芯地が入ったネクタイだとノットが大きくなりすぎてバランスが悪いんです。その点、クチネリのタイは、芯地がソフトで結びやすく、首元への収まりもいい。ネクタイを買うときって、色柄だけに目を奪われがちですが、店頭で実際に一度、結ばせてもらうべき。結び心地って重要ですからね。

あと、このタイで言うなら、裏地の処理というか、始末がきれいなことも魅力的。グレーの色使いだったり、赤のステッチだったり……。細かい部分に至るまで丁寧につくられています。結ぶときに少しうれしい気持ちになれるし、風でめくれたときでもスマート。こういう隅々にまで気が利いたものって、自分のお気に入りになって、結果的に長く使えるんです。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

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エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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