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【連載】カルロ黒部の
GENTLEMEN'S STYLE
第6回 中村孝則さん(コラムニスト)

2015.10.14
2015.10.14

タキシードの正統を
粋に着崩すお手本をご紹介

「カルロ黒部のGENTLEMEN’S STYLE」第6回目は中村孝則さんの登場です。

コラムニストとして世界を飛び回り多方面でご活躍されている中村さんと先日お会いしたのは、東京国立博物館 表慶館で開催された「アート オブ ブルガリ」展のレセプションパーティー会場でした。当日のドレスコード「カクテル アタイア」にまさにぴったりの見事なタキシード姿に目を奪われました。仕事帰りのダークスーツ姿でも許されますが、紳士たるものやはり華麗にタキシードを着こなしたいものです。


中村さんのタキシードはちょうどこの日におろしたばかりだという京都のBespoke Tailor Oguriで仕立てたものです。胸ポケットの口をラペルの拝絹と同じシルクにしているのもビスポークテイラーならではのディテールです。身体に良くフィットしたタキシード姿ほど男性を知的でセクシーに見せてくれるものはありません。カクテルパーティーの後半からは手結びのボウタイを内ポケットにしまいノーネクタイで着崩すのも洒落たテクニックです。

シャツがまた見事なのも大注目しました。英国ロンドン、ジャーミンストリートの老舗シャツメーカー、ターンブル&アッサーのウィングカラーシャツです。胸元はスティッフ ピケ ボザム(Stiff Pique Bozom)と呼ばれるデザインで、一般的なレギュラーカラーにプリーツの入ったプリ—テッド ボザム(Pleated Bozom)のシャツよりも、クラシックでフォーマル性が強いものです。日本のシャツ用語では「イカ胸」と呼ばれる胸の部分と折り返した襟先の部分をコットンピケ素材で仕上げ、見えない胴や袖、襟の外側の台襟部分はブロード素材で仕立てる非常に凝ったデザインなのです。ウィングカラーシャツはボウタイを外した際もきちんとした印象を与える効果があります。

さらにボトムスにも注目しました。京都のビスポークテイラー小栗栄太さんが長年にわたって開発されたカッティングで脚に沿って若干フレアーしているので、ラインを綺麗に見せる脚長効果があるのです。もともと長身でスタイルが良く、剣道や茶道でとても姿勢が良い中村さんですが、パーティー会場でもひときわ目を引く美しいシルエットには、細部に至るまでのこだわりがあるのです。

中村孝則さんの見事なタキシード姿は、英国にルーツを持つ正統派フォーマル、ビスポークテイラーの技術を基本にして、場に応じてさらっとボウタイを外す着崩しの粋を我々に教えてくれるのです。これからのパーティーシーズンにぜひ参考にしたいですね。

Text:Carlo Kurobe


カルロ黒部(黒部和夫)
カルロ インターナショナル代表 ファッションコンサルタント ファッション評論家。1958年外交官子弟として駐 インドネシア日本大使館で誕生。1983年オンワード樫山入社後、メンズ企画部門を歩む。2014年同社退職後、カルロ インターナショナル設立。国内外のファッション企業のコンサルティングおよびPR業をはじめ、ファッション評論や公演で活躍中。

 

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