モードを牽引するブランドからは、毎シーズン誘惑的なアイテムが登場しますが
知的セクシーな40男なら、費用対効果の目線で吟味することが大切です。
そんな“エコノミック+ラグジュアリー”な視点で、人気5ブランドから逸品を選抜。
呼び名が連想させるように元々はトレーニング用ウェアとして誕生したスウェットシャツだが、モードの旗頭、トム フォードの手にかかれば、これほどまでラグジュアリーに姿を変えてしまう。秀逸なのはイタリアンピアコットンとメランジュコットンをダブルフェイスにした素材。カシミアに匹敵するような柔らかな肌触りだ。これをお決まりなアメカジに料理するのではなく、スエードブルゾンとブーツでカウボーイスタイルに取り入れるのが新鮮。ありきたりなスウェットシャツ10枚分の価格も、この圧倒的リッチ感にしびれて、納得できます。スウェットシャツ ¥100,000(+Tax)
トム フォード ジャパン 03-5466-1123
http://www.tomford.com/
服は自分の体形に合ったものを選ぶことが当たり前。しかし、この服を着たいから、体形を変える。そんな思いを抱かせるのは、サンローランをおいてほかにありません。このライダースも極めてタイトフィットだが、そのシルエットの美しさは群を抜いてます。シーズンに関係なく、通年で展開されるパーマネントコレクションのひとつであるため、すぐに廃れるようなモードではありません。つまり、このライダースこそ、長く着続けられる"エコラグ"な逸品。肉厚なレザーは硬派で、袖を通せば通すほど身体に馴染む。10年先だって、現役なはずです。ブルゾン ¥555,000(+Tax)
イヴ・サンローラン 0570-016655
YSL.COM
ロエベの2015年春夏は、ジョナサン・アンダーソンがディレクションしたオープニングシーズン。そのコレクションは現れては消えるモードの世界でありながら、長く着られることを前提とし、まさに"エコラグ"そのもの。このアウトドア感覚のブルゾンは、撥水加工が施されたラムレザーを使用していることがユニークで、機能的かつ、長年のヘビーユースにも耐えられるように作り込まれています。それを可能とするのがロエベの卓越した技術力であり、ラグジュアリーの意味を再定義。高価ではあるが、着続けるほど真価が実感できるはずです。コート¥750,000(+Tax)
ロエベジャパン カスタマーサービス 03-6215-6116
http://www.loewe.com/
バッグは道具であって、道具に留まらない。ファッションの要であることを女はよく知っている。だから、当然、男のバッグにも目線を送る。40代ともなれば、品と格を伴い、この先ずっと使い続けられ、女の眼鏡に叶うようなバッグを持つべきなのです。フェンディのショーでもひと際存在感を放ち、アイコン的バッグとなっているのが、この「セレリア」シリーズの「ピーカブー」。独特のしぼ感があり、しっとりとした柔らかさがあるレザーはいかにもラグジュアリーで、モダンなデザインが洒落心を刺激します。都会の街並に寄り添う、グレーの発色も"美事"。バッグ [ W43×H35.5×D20.5cm ]
¥639,000(+Tax)
フェンディ ジャパン 03-3514-6187
http://www.fendi.com/jp/
ワードローブに頼りになるパンツがあると心強いもの。代表例はジーンズだが、40男がそればかりではいただけない。ランバンの黒のパンツは、モードでありつつ、ユーテリティな一着となるから、"エコラグ"な逸品に値します。はきまわしやすい最大の理由は黒の色にありますが、おすすめの理由はそれだけではありません。クラシック回帰の傾向を受けた、1プリーツで細すぎないシルエットが実にいまを感じさせるバランス。そして、サイドの生地の重ね方にランバン特有の繊細なテクニックが見て取れるます。ベーシックすぎず、ベーシックになりうる。その加減が絶妙!パンツ74,0 00(+Tax)
ランバン ジャパン 03-4500-6172
http://www.lanvin.com/