女性目線だとリュックは「楽をしている」?
女性から見てスーツを着た男性が使うバッグとして、果たしてリュックが「アリ」か「ナシ」かは気になるかも知れません。
確かにリュックは重い荷物も楽に運べますし、両手が空くので何かと融通が利くのもわかります。
しかしスーツスタイルの男性がリュックを背負っている姿を見ると、どうしても幻滅してしまうのも確かです。
女性から見たらNGなリュックサック
リュックは「楽」をしている?
リュックというのはビジネスシーンにマッチしないバッグですから、楽をしたいがためにオシャレを犠牲にしていることが丸見えになってしまいます。
女性としては、スーツスタイルの男性は颯爽としたイメージが好みですから、そんなイメージを与えるためにはリュックはNGと考えた方が間違いありません。
リュックというのは、大学生が愛用しているイメージがあります。
ですからスーツスタイルのリュックには違和感が拭えませんし、リュックを背負っているスーツ姿の男性は、幼く見えてしまいます。
新卒のフレッシュマンであればまだ許せますが、ある程度年齢のいった男性がスーツスタイルでリュックを背負っていると、なんだかガッカリしてしまう女性が大半。
さらにリュックは両肩にベルトがガッチリ食い込みますから、ビジュアル的にもせっかくのスーツがしわくちゃになってしまい、そういうディテールにこだわっていないというファッションへの興味の無さがひと目でばれてしまうのです。
一時期流行ったショルダーバッグはあり?
リュックと同様、カジュアルバッグとして人気のショルダーバッグはどうでしょうか。
一般的にショルダーバッグは肩に斜めがけをすることが多いため、こちらもやはり見た目的にはビジネススーツにフィットしません。
少し前の時代には、スーツにショルダー斜めがけというスタイルが流行ったこともあるようですが、結局定着しなかったというのは、やはりスーツの洗練されたイメージに斜めがけショルダーがマッチしなかったからでしょう。
斜めがけするショルダーバッグはある意味幼稚園バッグ的に見えてしまうので、こちらもどうしても子供っぽく見えてしまいますよね。
さらにショルダーバッグもリュックと同様、肩紐がスーツに食い込んでしまい、せっかくのスーツのシルエットを崩してしまいます。
この見た目の悪さも、マイナスポイントですよね。
ですからもしショルダーをどうしても使いたいのなら、斜めがけは避けて肩からまっすぐかけるスタイルにしておきましょう。
無難に決めるならシックなブリーフケース
結果的にスーツスタイルに一番合うのは、一般的なビジネスバッグともいえるブリーフケースです。
ただしこれもいかにも安物の量産品的なバッグだと、女性は幻滅してしまうかも知れません。
女性は特にバッグの素材感などに対して敏感ですから、安物はすぐ見抜いてしまいます。
できれば、ディスカウントストアのメンズバッグコーナーにあるようなブリーフケースは避けて、少しこだわりのあるブランド品を選んでほしいなと思います。
オシャレに決めるならミニトートもあり?ただし注意点も
ブリーフケースではどうしても個性が発揮できないというのなら、シンプルなミニトートはどうでしょうか。
ビジネスバッグとして違和感のないブラックで、ビジネスっぽい素材感のミニトートであれば、オシャレにバッグを使いこなせます。
ただしビジネス利用の場合、硬派なイメージの会社に訪問するのなら、ミニトートでもマナー違反と見られてしまうかも知れませんので、そのあたりは相手に合わせる配慮も必要です。
いずれにしても派手なカラーはNG
このようにスーツスタイルでどのバッグを使うかは、ある意味その人のファッションへのこだわりが顕著にでてしまうので、女性が見てもその人ができるビジネスマンか、そうでないかを見抜くためのポイントでもあるのです。
無難でありながらもキラッと光る個性をアピールできるバッグを使っているスーツスタイルの男性は、女性から見ると憧れの存在でもあるのです。
ただしあまりに奇抜なデザインや、派手なカラーのバッグはビジネスのスーツスタイルにはNGですから、くれぐれも気をつけてくださいね。
PHOTO:Getty Images
TEXT:FORZA STYLE