業界で囁かれるジップアップパーカ最強説とは?
人気連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第97回目は「黒スウェットパーカ」。スウェットパーカは今までにも取り上げていますが、今回はジップアップというのがキモです!
スタイルクリニックのみならず、全イケオジの休日カジュアルに欠かせないスウェットパーカ。フードがあるだけでコーデにアクセントが生まれ、シンプルでもサマになりやすいんですよね。
「そんなスウェットパーカの魅力を、さらに増してくれるのがジップアップなんです。特に重宝するのが今ぐらいの季節。暑かったり寒かったりと気温が乱高下する今の季節は、脱ぎ着が簡単なジップアップパーカは大活躍しますよ」
さらにこれからの季節らしいボトム選びとも相性抜群とか。
「これからショーツを穿く機会が増えると思います。下がシンプルになる中、上までシンプルだと物足りなさを感じてチープに見えがちなんですよね。そんな時、ジップアップのスウェットパーカをサッと羽織るだけで、コーデに存在感が生まれます」
そんな脱ぎ着を想定した着こなし方を、通称玉ねぎルックと呼ぶそう。
「重ね着、いわゆるレイヤリングという着こなし方ですが、これは日常だけでなく出張や旅など、持ってゆく服が限られるシーンでも重宝します」
つまり、ジップアップのスウェットパーカは、全方向で活躍してくれるアイテムということです。
FIXER / フィクサー
軽快なだけで終わらないフードの魅力
Tシャツ1万5400円、ショーツ2万6400円/ともにK-3B、他私物
ショーツスタイルに加えて、モノトーンでまとめた上下。シンプルかつスポーティの極みですが、そこにジップアップのスウェットパーカを投入することで、コーデに存在感が生まれます。
「顔周りのフードやフロントの重ね着感が、コーデを盛り上げてくれます」
アウトでもインでも、活躍の幅は無限大!
アウターとしてはもちろん、ミドルインナーとしても活躍するのがジップアップ。
「特にこのパーカはテクニカルジャージーを使ったタイトフィットなので、重ね着しやすいんです。いざ暑くなって脱ぐ時も、ジップアップなら楽ちんですよ」
干場編集長のアドバイス①「サングラス」
サングラスはむしろ脱スポーティが選びのカギ
あくまでスポーツミックスが似合うジップアップのスウェットパーカ。とはいえ、サングラスはクラシック系がオススメ。
「ミラーやカラーレンズといった派手目なサングラスだと、パーカのカジュアルさと相まって子どもっぽく見えてしまいますから」
干場編集長のアドバイス②「ショーツ」
初夏のショーツスタイルと好バランス
今回合わせたのは、リサイクルポリエステルを使用したハイストレッチ仕様のショーツ。
「スッキリとしたシルエットは、タイトフィットのジップアップパーカと好バランス。モノトーンで合わせた中、ロゴがさりげないアクセントに」
干場編集長のアドバイス③「スニーカー」
フードとハイトップスニーカーでバランス調整
フードによってボリュームを得られるのがスウェットパーカの醍醐味。それに対して、足元にもボリュームを。
「ショーツということもあり、ハイトップスニーカーを合わせました。ボリュームがあるアイテムを上下で合わせることで、全体的なまとまりが良くなるんです」
30/70 Trenta Settanta / トレンタセッタンタ
フードのカジュアルさとニットの上品さが絶妙マッチ
フード付きに加えジップアップなのに、スポーティ一辺倒な雰囲気にならないのは、スウェットではなくニットだから。ニットならではのドレーピーな風合いは、あくまでリッチに見せたい大人のジップアップパーカスタイルにおいて、実に有力な選択肢です。
SLOANE × International Gallery BEAMS / スローン × インターナショナルギャラリー ビームス
こんなジップアップならスラックスとも合う!
ループ双糸をふっくらとした風合いに織り上げた薄手のスウェットは、肌触りの良さに加えてシルクのような品良い光沢感を楽しませてくれます。さらに、程よくゆとりを持たせた上品なシルエットも、大人のジップアップパーカ顔の要因に。
+CLOTHET / クロスクローゼット
ハイテク素材を使いながら着姿は都会的
ストレッチ性があり軽量、さらにキックバックに優れたハイテク素材ながら、マットな質感でスポーティさを抑制したマットツイストダブルジャージを採用。シルエットも細身とあってスタイリッシュですが、フードはやや大きめでコーデのアクセントとして活躍します。
NIKE SPORTSWEAR / ナイキ スポーツウェア
スポブラにして洗練されたコーデにも使える!
リサイクルポリエステルとオーガニックコットンをブレンドした生地は、実に軽くてソフト。それをウィンドランナージャケットやテックフリースジャケットといった名作に着想を得たデザインに落とし込んでいます。黒で統一されたロゴが、スポーティな中に洗練さを。
adidas / アディダス
ハイテクとハイセンスを両立する優秀モデル
リサイクル素材を採用したZ.N.E. ウィンタライズド フルジップ フード付きトラックジャケット。ストレッチ性、軽量性は言うに及ばず、黒で統一したロゴをはじめ、ソリッドな雰囲気に仕上げたデザインは、スポーティにしてアーバンな雰囲気も楽しませてくれます。
Champion / チャンピオン
結局なんだかんだでコレは外せません!
ご存知リバースウィーブを採用したジップアップパーカ。素材は環境に配慮して栽培されたアメリカ綿で、やわらかな風合いを楽しめる10オンスのフレンチテリーに仕上げられています。シルエットは程よくゆったり。王道中の王道と言えるアイテムです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba
【問い合わせ】
アルト エ デリット 052-253-7718
第一ニットマーケティング 0258-66-6676
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
クロスクローゼット 03-5770-5274
ナイキ カスタマーサービス 0120-6453-77
アディダスお客様窓口 0570-033-033
ヘインズブランズ ジャパン カスタマーサービス 0120-456-042
K-3B 076-208-3108