不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
【前編のあらすじ】
サービス業を運営している、奥島真由子さん(仮名)。
自身の経験も踏まえ女性に寄り添う会社を経営してきたが、育休制度が改善されても悩みは尽きず……。
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妊娠・出産・育児・生理・介護などのほか、時には学業との両立やパートナーからのモラハラ、子供の不登校などの問題を抱える社員一人一人に寄り添い、できる限り個々の要望を聞いてきた真由子さん。
「ひと昔前は結婚・妊娠・出産を機に専業主婦になる人も多かったです。働くにしても、かなりのブランクを経てから前職と無関係な職場で、とか。
復職なんてよっぽどアットホームな中小企業とかじゃないですか?」
今では当たり前になった育休だが、真由子さんの事業が法人成りした頃は育休制度に対する国や社会の認識も現在のものとはかなり違いがあった。
「創設当時の育児休業給付金は率も低く、出産後の復職を促そうという本気度は感じなかった記憶があります。
率が上がるにつれ制度としては成熟しましたが、給付を受ける側は育休給付を『失業中の所得保障』的なものだと認識し、復職ありきじゃなくても貰っていいものと勘違いする人が出てきたのでしょう。
最近では『しばらくは育児に専念したいから会社を辞めるけれど、給付欲しさに嘘の復帰宣言をする』という人も少なくなさそうですよね」
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