「はっ?と言い返しましたよ。せっかく応援しているのに悪影響って。ひどすぎますよ。今どきの若いお母さんは、常識も知らないんですかね?」。
すったもんだをしているうちに、試合が始まってしまった。玲子さんはママたちを置き去りにし、席を移動して応援を始めたという。
「いつも通り、応援してやりましたよ。いけ!走れ!ってね」。
玲子さんは次男以外の子どもにも同じように声がけをしていた。
「自分の息子だけなんて、そんなことはしません。チームみんないわば、親戚の子みたいな感覚ですから、ゲキを飛ばしますよ」。
試合も終盤。守備のタイミングに大きなフライがあがったときのことだ。
「センターの子がぽろりとボールを落としました。2塁ランナーがホームに戻れば、逆転のシーンです。ここでのエラーはキツすぎます」。
その時、玲子さんが放った言葉が後々物議を醸すことになる。
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