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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「カラダの関係はないけれど」15歳差の年下男子と戻れない、心の不倫。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

【前編あらすじ】

グラフィックデザイナーの辻灯里さん(48)は夫がテレワークを始めたことで、家での一人のs業時間が確保できなくなり、悩んでいた。そんな時、コワーキングスペースの存在を知り、久しぶりの出勤感覚を楽しんでいたのだが……。


 

灯里は動揺して、カップを持つ手が震え、コーヒーを少しこぼしてしまった。すると彼がすっと手を伸ばして、机を拭き、さらに灯里の手をぎゅっと握ったのだ。

「ドキドキして口から心臓が出そうでした。もう、本当にびっくりしてしまって。こんなことにキュンキュンしている自分を恥じましたが、同時にどこかで嬉しく思っている自分もいました」

美術館からの帰り道、彼は何度も灯里の手を握ろうとしたが、灯里はなんとか自制心を保ち、その手をさりげなく避け続けたという。別れ際、彼は次はこの美術館にいきましょうとフライヤーを灯里に見せた。

「行きたいと思いましたが、そう言っていいのかわからなくて、のらりくらり返事をしてその日は別れました。帰宅して夫の顔をみるとどこか申し訳ない気持ちになりましたね、やましいことがあるわけではないのに……」

灯里は次の日、少し時間をずらして自転車で通勤をするようにしたという。



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