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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】ほぼゴミのような寄付品、他所から来る転売ヤー……。伝統の"バザー"がPTAで廃止になったワケ。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

元PTA役員の篠田理恵子さん(仮名)。任期の昨年度、PTA役員会議で「コロナ禍明けにバザーを復活させるべきか」という議論が持ち上がる。しかし、話し合いの中で、バザーの様々な問題点が明らかになり……。

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バザーを開催するPTAの苦労は語り継がれてきたという。

「バザーで売る商品をたくさん集めるために、小学生のいる家庭だけでなく、地域の人たちからも物品の寄付を募るんですが、中にはゴミのようなものや不気味なもの、見るからに使い古して汚れたものを持ってくる人もいるらしいんです」

過去には、重たいガラスケースに入った色褪せた日本人形、かつら、ぼろぼろの靴、動かなくなった家電など、明らかに単なる不用品を指定場所に置いていく人もいたというから驚きだ。

「黄ばんだ枕とか二段ベッドの梯子、どう見てもピースが少ないパズルとか、カビの生えた水筒とか、毎年新たなトンデモ寄付品情報が更新されているらしいです」

反対に、「バザーに提供する物がない」といって、わざわざ洗剤やキッチン用品などを購入する人もいるのだそう。

「買ってまで出さなくていいとはお知らせするらしいのですが、やはり『皆さん出されるのに悪い……』と考える人もいるそうなんです。そんなの、おかしいですよね」

ここまで聞いた限りでは、もはや開催意義の見えない謎のイベントではある。



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