新車から8年乗った愛車ボクシーに余命宣告。イマドキの買替え事情をつぶさに観察した結果…

「いいニュースと悪いニュース、どっちから先に聞きます？」と訪ねられたら、皆さんはどちらを優先されますか？　仕事かプライベートかはさておき、その時の気分によるでしょうが、ワタシなら悪いニュースから先に聞きます。なぜなら、ツケはいずれまわってきますし（しかもサイテーのタイミングで）、いいニュースをあとで聞いた方がブルーな気持ちを引きずらずに済みそうだから。

こう切り出したのは旧知の間柄であるシガー屋の店主。「我が家にとって悲報なんですけど、ついにウチのボクシーがヤバいらしいんですよ」という。事の顛末を聞くと、3回目の車検を受けてからちょうど1年、いつものトヨタディーラーに奥様がクルマを持ち込み定期点検を受けたところ「エンジンオイルの消費が激しいのでこまめにチェックしてください。長距離ドライブは避けた方が無難でしょう」とアドバイスされたといいます。

ちなみのこのご夫婦、旦那の通勤車がヴィッツ、奥様の通勤車兼ファーストカーがボクシーなのです。家族構成はお子様が3人いらして計5名。体育会系なご長男のクラブ活動も手伝って、最寄り駅への送迎から対外試合の遠征までボクシーが大活躍。現在は初年度登録から8年を経過しオドメーターは12万kmオーバーという現状です。クルマ好きから見ればズボラなメンテナンス状態な個体だけに、そろそろ寿命ですとメカさんにいわれてもワタシは驚きませんでした。

事のついでに「早く納車できるクルマってあるんですか？」と奥様が聞くと、「SUVなら8月に納車可能なカローラクロスがあります」とセールス氏。しかし、意中のクルマは無骨なRAV4らしく、コチラの事情を聞くと「現在は受注停止中。仮に再開しても来年の車検のタイミングには間に合いません」という。