GRやクーペもある！ダイハツコペンは生産終了する前に一度は乗っておきたい

■さらに魅力を増し、バリエーションも豊富になった2代目

その後コペンは、2014年6月に2代目モデルが登場。コンセプトは「感動の走行性能」と「自分らしさを表現できるクルマ」。スペシャルティカーとして新たな取り組みが取り入れられています。

走りに関しては「D-Frame」と呼ばれる新骨格構造を採用したことで車体剛性を高め、サスペンションやパワートレインの専用チューニングを行うことで高い操縦安定性と乗り心地を実現。トランスミッションはATがCVTに変更になったほか5速MTも引き続き選ぶことができました。

自分らしさの表現については、「DRESS-FORMATION」という内外装着脱構造を採用することで実現。これは外板部品を13個の樹脂パーツの集合体と捉え、購入後でもユーザーの嗜好に合わせて、樹脂パーツを交換してデザイン変更ができるユニークな仕様です。

2代目コペンは、スポーツカーらしい躍動感や流麗さを表現した「ローブ」、新ジャンル感とアクティブ感を表現した「Xモデル」の2種類がまず発表され、2015年に親しみやすさと躍動感を融合させたデザインモデル「セロ」が登場。初代のような雰囲気がありながらもスポーティで洗練された雰囲気が魅力のモデルとなっています。

コペン GR SPORT。トヨタのモータースポーツの知見を生かし、ダイハツで開発したモデル。もちろんトヨタでも買える

2019年にはトヨタとのコラボモデル「GR SPORT」も追加。これはトヨタのモータースポーツ部門「GAZOO Racing」が培ってきたノウハウをコペンに共有して開発されたモデルで、補強材の追加や形状変更によって高めたボディ剛性や足回りの最適化、空力パーツの採用によってしなやかな動きと安定性を向上。より上質なスポーツカーとして仕上げたモデルとなりました。このコペンGR SPORTは「トヨタ コペン GR SPORT」という名前でトヨタでも販売されています。