【リーボックの隠れた名作】「クラブ シー」が日灼けを知らないもち肌に

1985年に誕生したコートシューズ「クラブ シー」。フィットネスシューズに続く柱として注力したテニスシューズを代表する一足です。

ガーメントレザー、つま先のブレを防ぐトウキャップ、ピボットを配したラバーソール、アーチサポートの思想を採り入れたポリウレタンのカップインソール……。最先端のテクノロジーを搭載した「クラブ シー」は往時のテニスプレイヤーの足元を飾り、マスターピースの称号を手に入れました。

時代を超えて愛された勝因はスマートで上品極まりないデザインにあるのですが、その目盛りを一気に進めたのがユナイテッドアローズの一件。

オールホワイトのこいつはそれだけで物欲が刺激されましたが、細部のつくり込みには脱帽するしかありませんでした。

シュータン中央に鎮座するスタークレストやサイドパネルのブランドロゴの存在を消しつつ、異素材コンビのアッパーとグレイで染めたアウトソール、そして黒字の“Reebok”でほんのりメリハリを利かせる。このさじ加減、たまらないものがあります。

【問い合わせ】
ユナイテッドアローズ 原宿本店
03-3479-8180
https://store.united-arrows.co.jp

Photo：Simpei Suzuki
Text：Kei Takegawa
Edit：Ryutaro Yanaka