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「ご遠慮ください」は「禁止」それとも「禁止ではない」?“当然・常識”の難しさを考える

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講演、メディア出演、執筆などを通じて、炎上の「火消し」からフェイクニュース対策まで幅広く発信している小木曽健氏によるネットニュース分析、推察コラム。

ニッポンの国語表現

先日、ツイッターのこんな投稿が話題となりました。

「ここだけの話… 『ご遠慮ください』って、できればやって欲しくない、遠慮してくれたら助かるくらいの意味だと思ってた」

つまり、例えば「撮影をご遠慮下さい」なら、それは撮影禁止という意味ではなく、2〜3枚なら撮って良いと思っていたとのこと、なるほど。

この投稿は結構な反響を呼び、今度は逆の立場から、

「飲み会の誘いに『遠慮します』って答えたら『「遠慮しなくて良いよ!』って返された」

とか、「身内の不幸」をアンラッキーな何か(=誰も死んでない)と解釈されたなど、割と破壊力のあるエピソードも飛び出し、その一方で「え、違ったの!?」「じゃあお控え下さいも『ダメ』という意味だったの??」みたいな反応も見られたので、思わず「ネットは広大だわ……」とつぶやいたのでした。

でもこれ、別に日本の婉曲表現が死んだワケでもなく、実はそこまで大げさな話でもないと思っています。



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