【このジャックパーセルに ひと目惚れ！】コンバース for BIOTOPの別注８弾はノスタルジーを刺激する

元々はヒップホップに傾倒しており、そこに日本らしいミックスカルチャーを巧みに取り入れたTINY PANX（タイニーパンクス）、藤原ヒロシさんのスタイルを真似る中高時代を過ごしてたんですが、突如彗星のごとく現れた NIRVANA（ニルヴァーナ）のKurt Cobain（カート・コバーン）。

彼からの影響は絶大で、ボロボロなカーディガン、破れたジーンズにサーマルのロングジョン、コンバースの「ジャックパーセル」がワードローブに追加され、一気にグランジに。

ところが、「ジャックパーセル」のソールって アホかってくらい滑った…。

雨の日の駅やデパートで何度もコケそうになるのが嫌で、だんだん履く機会は減っていったわけです。----アイコンであるトゥの"スマイル"部分にブランドロゴをあしらったアンダーカバーのジャックパーセル型レザースニーカーの方は履き続けたけど----

それから だいぶ時が流れた2023年。およそ30年ぶりに、ノスタルジーなのか、「ジャックパーセル」を履きたい思いに駆られました。

そのキッカケとなったのが、BIOTOP（ビオトープ）の別注モデル。第１弾が発売されたのが 2015年で、今回が第８弾らしいのですが、体内時計が合わなかったのか…？ 気にも留めてませんでした。

けれど、今回の別注の何が良かったって、毛足の長い"ヘアリースエード"。それこそカート・コバーンが着てたモヘアのカーディガンを想起させるので、ノスタルジーには もってこい。

さらに、ベースとなっているのは70年代に発売されてた「JACK PURCELL RALLY（ジャックパーセル ラリー）」ということで、そこいらで展開されている通常のモデルとは ひと味もふた味も異なるわけです。

カラー展開は、チャコールグレーとブラックの２色ですが、このなんとも言えないチャコールグレーのトーンに惹かれて、まずは購入。

サイドステッチが同色ってのもイイ感じですし、シューレースもボディと同色、加えてホワイトが付属されていますが、ここは慣らって同色をチョイスしてシックに。

ワンサイズ上げ、柔らかいインソールを入れて、シューレースをギュッと結んで履いてます。

齢40を余裕で超えての、破れたジーンズ×サーマルのロングジョンは さすがに見すぼらしいので…、合わせるパンツはキレイ目を。

早速履いてたら、思いのほか調子が良く、「ジャックパーセル」最大の難点だった滑るソールも改善されてるようなので、気づいたらブラックもお買い足ししてました。

黒いスニーカーを買うのは稀なんですが…

この毛足が長い"ヘアリースエード"は、おそらく履き込んでいくうちに白茶けてきて、彼の没後30年を迎える2024年4月には ちょっと面白い表情に育ってるんじゃないかって。淡い期待を込めて。

とりあえず、今年のGWは、これ履いてアチコチに繰り出したいと思ってます。

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Photo：Shimpei Suzuki
Edit：Ryutaro Yanaka