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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

トヨタ新体制方針発表のさなか米ドル離れが加速中。自動車業界の運命やいかに!?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

域内生産が急務。ローカルルールで日本は空洞化?

2023年4月7日、トヨタが新体制方針説明会を開催しました。豊田章男前社長による電撃発表時を思えば大変落ち着いた空気のなかスピーチが行われ、耳を傾ける報道陣もまた冷静に受け止められたと思います。豊田前社長は新体制の配役を決めてバトンを渡したので、もう混乱はないという印象。

ひとつ面白いなと思ったのはこの説明会のなかで登壇者が新社長・執行役員の佐藤恒治さんを“キャプテン”と呼ぶこと。確か会長職へと退くモリゾウさんが強調していたのは「チームで経営して欲しい」という言葉。その姿が脳裏をよぎります。

で、新方針のなかから皆さんが関心深そうな部分をサクッと抽出すると、足元はハイブリッドやPHEVで固めつつ、2026年までにBEV10モデルを投入し年間販売台数150万台を達成するという部分。また、節目の2026年には従来型BEVとは一線を画す航続距離2倍の新世代BEVを誕生させるとも語り、並行してFCVも商用車を軸に量産化していくといいます。

BEV150万台の年間販売台数といえば、やっとテスラが昨年達成した数字だったかと思います。テスラといえば度重なる値下げのアナウンスが話題となりましたが、中国市場では政府がインセンティブを昨年末に終了したので値下げを実施せざるを得ないという事情がありました。で、値下げできる余力があったのはほぼテスラだけなので、追随する他のメーカーは現在バナナのたたき売り状態(赤字)。しかし、トヨタは既にコスト面の問題をクリアできる目途が立っているのだと思います。



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