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静かなる話題。トヨタ・カムリ年内終売記事の真相を追ってみた結果……

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都内某店に電凸開始。「カムリの納期ってどんな感じですか? ネットには年内で販売終了とかって記事も見受けられるんですけど」と質問。するとセールス氏は「ちょっとお待ちください。現状は……発注できない状態ですね。ちょっと本社に聞いてみます!」との返答(会話上の本社とは販社の本社です)。

折電を待つこと10分。「車両担当に確認したのですが、終売に関する内示は来ていませんでした。もし終売ならいずれ連絡は来るとは思いますが、いまのところ受注再開はあるのか、終売か継続かという問題も判断しかねる状態です」と丁寧な返答をいただきます。確かに昨今の資材不足&次期モデルへの移行期間を考慮すれば、現在の受注停止処置は至極まっとうな対応と判断。

トヨタ・カムリは40年を優に超える歴史があり、その生産数の6割が北米で売れるといいます。セグメントを問わず旬ではないカテゴリーですが、セダンはいわば定番でありグレーのスーツのような存在です。自販連発表の年間販売台数(ランキング50位までわかります)を調べると、2019年が19,221台で年間ランキング39位。2020年が12,085台で43位。2021年が10,620 台で44位。昨年はベスト50を逃し公表できるデータはありませんが、カムリは人気車とも共通する部品が多く、あえて減産に踏み切った可能性もあります。

ボディサイズや価格帯(349万5000円〜468万2000円)を考慮すれば、終売後の受け皿になりそうな車種はクラウン・クロスオーバーの2.5Lハイブリッド車(435万円〜570万円)ぐらい。ただし、クラウン・クロスオーバーは全車4WDなので、価格を下げるなら2WDモデルを新たに設定する必要に迫られるかもしれません。いずれにせよ、真相が判明するにはもう少し時間を要するのではないでしょうか。

Text:Seiichi Norishige

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