ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 得するクルマ生活

大和トンネルの渋滞緩和へ?東名高速道路の付加車線はどう使えばよいのか

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2021年7月、東名高速道路屈指の渋滞の名所である大和トンネルを含む道路の拡幅工事が完成し、「付加車線」の運用が開始されました。渋滞緩和のために追加された付加車線ですが、運用開始から1年半が経過するいまも付加車線の交通量は多くなく、どう使っていいのかわからずに、様子見をしているドライバーが多いように感じます。はたして付加車線はいつどのように使うべき車線なのでしょうか。

 

■大和トンネル付近にあるサグ部の影響で渋滞が発生しやすい

大和トンネルは、東名高速道路の横浜町田ICと綾瀬SICの間にある、わずか300mほどの短いトンネルです。片側3車線のゆとりがある直線道路で、特に見通しが悪いわけでもなく、大きな合流が伴う場所でもありませんが、上下線とも、平日の朝夕や休日は頻繁に渋滞が発生する、渋滞の名所です。

大和トンネル付近での渋滞については、いくつか原因が考えられますが、上り線の場合は、トンネル前から続く上り勾配の影響が、下り線の場合は、大和トンネルの手前にあるサグ部(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)の影響があるようです。

行楽シーズンの長い渋滞はさらに疲れを増長させてしまう厄介なもの。ただ自然渋滞はドライバーの意識や運転の仕方にも原因が

上り線の場合、大和トンネルの手前から上り勾配が続くのですが、ドライバーには目の錯覚で、トンネル付近だけ下り坂になっているように見えてしまうため、無意識のうちにアクセルを緩めてしまい、(上り坂なので)速度がみるみる低下、これがきっかけで自然渋滞が発生してしまうそう。下り線については、下り勾配から上り勾配に変わるため、(アクセルが一定のままだと)自然に速度が低下し、渋滞となってしまっているようです。

2021年7月より運用を開始した大和トンネル付近の付加車線の見取り図。車線の一番左側に設けられているのが分かる

対策としては、勾配のない平坦な道路へ直すことができれば一番いいのかもしれませんが、手っ取り早い対策として、走行できる車線を物理的に増やすことで流れをよくするという方策がとられ、付加車線が導入されたのです。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5