【昭和クラシックス】広島のベンツと呼ばれたマツダのフラッグシップサルーン5代目LUCE（ルーチェ）がいまジワる！

しかし、1977年（昭和52年）の3代目モデル以降、クルマ造りを大転換。主要因のひとつは排気ガス規制だと思うのですが、一転して高級サルーンへの道へ踏み込みます。とくに初期型は角形ヘッドライトの二段重ね。クライスラー・コルドバの後期型を4ドアにしたかのようなデザインであり、もう部屋の片隅に追いやったはずの片岡義男の文庫本を探してみようかという衝動にかられます。

中古車サイトで検索すると、この3代目ルーチェが2台ヒット。お高い方で乗り出し価格198万円のご案内。ちなみに搭載するエンジンは2L直4＋5MTというメンテしやすいグレードでした。

個人的推奨物件は“広島のベンツ”と揶揄された最終型となる5代目ルーチェです。販売期間は1986年～1995年（昭和61年～平成7年）ライバル車はトヨタ・クラウンや日産セドリック＆グロリアなので、まさにバブル期の最上級フラッグシップサルーンです。サクッと検索するとアンダー100万円から物件があり、レアなロータリーエンジン搭載モデルだけ398万円とビビるものの、ボリュームゾーンは150万円前後と楽しめそうな気配。