クラウンなので後席にも乗ってみましたが別次元でビックリ！ しっかりショーファードリブンなクルマの仕上がりです。助手席に乗ってもステアリングを握っているかのように路面のサーフェイスがわかったのですが、後席ではそのサーフェイスが見事に消され、「これこそクラウンの後席」って感じで社長気分に浸れます。「リヤサポートパッケージ」の装備メニューの恩恵で、シートヒーター、リクライニングもありスコブル快適です。我慢を強いられることはありません。
パワーユニットにも触れておきましょう。まず、新型クラウン・クロスオーバーは全モデル4WDであり、2WDモデルは存在しません。また、トヨタ・ハイブリッド車の特徴として、エンジンのシリンダー数でパワー感が異なることはありません（レクサスLS＆LCを除く）。確かに直4よりV6の方がスムースにまわる印象はありますが、アウトプットされるパワーはあくまでエンジンとモーターの合算値というフィーリングで、残念かもしれませんがエンジン形式にこだわる必要性を感じません。新型レクサスRXがV6を設定しないのは納得がいくのです。
今回の試乗は街乗りが中心で高速域は試せませんでしたが、ご近所をチョロチョロ走るなら2.5Lハイブリッドで十分。ゴルフ場への行き来でストレスためたくないならRS、最良の快適スポーツサルーンを嗜好するならRSアドバンス一択と判断します。画像で見るより現車は出来がいい、そんな新型クラウン・クロスオーバーでございました。ではまた！
Model：Miki Sakurai
Owner：Toshiki Hiratsuka
Text：Seiichi Norishige
Video & Edit：Shigetaka Kida
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