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【後編】「溺愛とモラハラとは紙一重なのか?」妻の愛し方を間違えた、金髪の紳士

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2度目の調査でも、小夜子が男と密会する証拠が出ないばかりか、写真にすら、妻の姿が映らないこと対し、依頼者はかなり苛立ちを覚えているようだった。しかし、暫くすると、突然、こう言った。

「とにかく私は、彼女の姿が見たいです」

依頼者の言葉が本音なのか、それとも、我々への言い訳なのかはわからなかったが、それから数日たったある日、彼から再び連絡があった。

「妻は、メルカリで私が買ってあげたものを、沢山売りに出してます。アカウント名は本名ではありませんが、間違いないです。探偵だとわからないように、彼女から、何か買っていただけませんか?」

彼の計画は次の通りだった。

―小夜子がメルカリに出品中の商品を1つ買う。その際に、「なるべく急いで発送してほしい」と伝える。そうすると、2日以内には、商品を発送する為に彼女が外出するはずなので、そこを尾行するー

数日後の午前中、依頼者の希望通り、小夜子とアプリ上でやり取りをし、「明後日までに届くように発送する」という条件付きで、依頼者が以前プレゼントした青いピアスを購入した。そして、彼女のマンション周辺で張込み、彼女が外出するのを待った。

午後1時ごろ、マンションから小夜子が出た。黒いノースリーブのワンピース姿にサングラスをかけた彼女は、最寄り駅近くのコンビニで商品を発送すると、あるメンタルクリニックへと入った。

クリニックを出た後は、駅ビルに立ち寄り、化粧品や、雑貨、パンなどを購入。その後、誰と会うこともなく、真っすぐマンションへと戻った。



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