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「これ、親には言えないよ」探偵が絶句。トー横で消えた、15歳家出少女のドス黒い闇。

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先日、墨田区のガールズバーで女子中学生を雇用したとして経営者らが逮捕された。働いていた女子中学生らは午前4時から翌日の正午までの時間帯に働いていたという。 一般的な家庭であれば、10代前半の娘をそんな時間に外に出すなんて想像できないのではないだろか。 しかし、一方では「トー横キッズ」に象徴されるように、家庭にも、どこにも自分の居場所を見出せず、夜な夜な歌舞伎町にたむろする中学生や、高校生がいるのも現実だ。 

「娘の『美奈』が、毎晩どこかに出掛けて心配なんです。どこで何しているのかわかりません。何とか止めさせたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?」 

40代の夫婦は、弊社の応接室で縋るように、そう言った。


©︎gettyimages

15歳の美奈は、地元にある高校に入学したが、1ヶ月ほど経ってからは全く登校しなくなってしまったという。理由を聞いても両親には決して話さず、昼間は自分の部屋に引きこもり、夕方以降に何処かに出かけて行く。

週に3回ほど五反田の「コンカフェ」(コンセプトカフェ)でアルバイトしている事は美奈自身のInstagramの投稿で母親が確認済みだが、高校生だと合法上では22時までしか働けないはず。しかし、美奈が帰宅するのは、常に翌日の午前中だという。 

「もちろん、ご両親から娘さんに注意はされるのですよね?」

そう尋ねると、夫婦は一瞬顔を見合わせた後。父親は黙ってうつむき、母親が申し訳なさそうに口を開いた。    

「私達、実は再婚なんです。美奈は前の夫との子供で。3年前に、私たちの子供が産まれました。美奈にとっては妹になります。夫も私も、2人に分け隔てなく接しているつもりですし、美奈も妹を可愛がってはくれるのですが……」

「実は、その頃から頻繁に、美奈がリストカットを繰り返すようになってしまって」

今度は俯いていた父親の方が、顔を上げて言った。


©︎gettyimages

美奈は、リストカットを自分の部屋でするらしい。これまでは大事になる前に気が付けたが、美奈のリストカットを恐れるがばかりに、両親は彼女に対して、 腫れ物に触るように接しているようだ。

「とにかく、娘さんが夜、どんな場所で、どんな行動しているかを調べましょう。その後に、対策を改めて立てましょうか」

弊社の提案に、夫婦は納得して帰っていった。

多感な15歳の少女、しかも父親が実夫ではないという複雑な家庭環境に置かれた美奈の心の内を知る必要があると思われた。

先ずは、美奈のSNSを調査し、両親が把握していないTwitterとInstagramの「裏垢」を見つけて確認した。 そこには、美奈が幾度もリストカットを重ねた手首の写真が生々しく映っており「しにたい・・生きてる意味ない。」とコメントされていた。 他にも

「結局、セックスしか勝たん」(セックスに勝るものはない、というような意味)

「セックスのときだけ生きてる気がする。 好きでもないくせにってわかってっても求められたら弱い。で、オナホと化して草」

「あいつマジヤバかった。昨日首絞められて、死ぬかとおもった。」

両親には報告できないような、彼女の呟きがそこにはあった。 他にも、美奈のSNSからは、毎晩のように歌舞伎町やトー横に足を運んでいる様子がわかる。

美奈には、何人かつるむ女友達がいて、そのほとんどが10代後半。現役高校生もいれば、フリーターの子もいる。彼女達が歌舞伎町に集合し、必ず足を運ぶ場所がある。それが「ボーイズバー」と呼ばれる場所。

「ボーイズバー」は、カウンター越し、テーブルを挟んで「キャスト」と呼ばれる男性従業員が接客する。ホストクラブのように、隣に座るなどの濃密な接客は本来許されていない。また料金も、ホストクラブに比べてずっと安価である。

1番の問題は、18歳未満の入店を法律上で禁止されているという点だ。どうやら美奈達は何軒かの行きつけの「ボーイズバー」のキャストと接客中に交渉し、彼らの勤務終わりを待って、各々が別の相手とラブホテルに行くというのが日課になっていたようだ。 

☆次回では、15歳の少女を家に連れ戻そうとする探偵が使った「秘策」について詳細にレポートする。

Text こころたまき



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