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ピアジェの新作「ポロ パーペチュアルカレンダー ウルトラシン」がピアジェの真骨頂と言える理由。

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WATCHES AND WONDERSに先駆けて、ピアジェが先の2月に、魅力的な新作を発表。「ピアジェ ポロ」の新しいフラッグシップとなる「ピアジェ ポロ パーペチュアルカレンダー ウルトラシン」です。

といいつつ、実は、まだ実機を見ていません。おそらく、日本にはまだ入荷していないのじゃないかしら。つまり、これを含めて、いまwebなんかに掲載されている原稿はすべて「見ないで書いている」ということなんでしょうね。(この原稿執筆後に入荷しました)

ですが、編集部から「ピアジェの新作の紹介記事が読みたいなぁ」と言われたし。それにリリースを見ると本当に魅力的なモデル。なので、ご紹介することにしました。

さて。ではまずピアジェについて、改めて、お話しをしましょう。

ピアジェは1874年、マニュファクチュールとして誕生。時計の心臓部である脱進機の製造を得意とし、高精度のムーブメントを開発・製造、多くの名門ブランドに供給していました。

そしてわけてもピアジェが素晴らしかったのは、ムーブメントを小さく薄くする技術に長けていたこと。

機械式時計の歴史は、教会の大時計から、壁掛け時計、置き時計、懐中時計、腕時計へと「より小さく」「より薄く」と進化をしてきた。それゆえ「小さく薄く」は時計進化の真理といえる。つまりピアジェはその真理を優れて体現することのできる、最高のマニュファクチュールであったのです。

そうして1957年、超薄型ムーブメント「Cal. P9」を発表。1960年には自動巻きの超薄型ムーブメント「Cal. P12」を発表。共にいまなお時計史に残る傑作ムーブメントとして語り継がれるもので、そしてこれらによりピアジェは「超薄型の名手」として時計界に広く知られるようになったのです。

ちなみに、ムーブメントを超薄型にすることは、いうまでもなく難しく、よって超薄型ムーブメントはトゥールビヨンやミニッツリピーターなどと並ぶ「超複雑機構のひとつ」とされている。まさしくピアジェはスイス時計界屈指の技術力をもつ名門であるのです。



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