■ファスナー合流によって、渋滞による損失時間が約3割も減少
「ファスナー合流」とは、合流しようとするクルマが、加速車線の先頭で、規則正しく1台ずつ交互に合流すること。渋滞の回避・緩和の効果については、NEXCO中日本が2020年2月、次のような実証実験を実施しています。
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東海北陸道から合流する車両が、加速車線のいたるところから名神高速道路に合流することが渋滞発生の一因となっていた、一宮ジャンクション付近。そこで、加速車線の先頭方向までラバーポール帯を延伸(全長100mを360mへ変更)して、「ファスナー合流」を促すように改良、合流時の交通の流れをスムーズにしました。
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その結果、運用開始から2か月間を前年同時期と比較したところ、交通量は同等にもかかわらず、渋滞による損失時間が、約3割も減少。渋滞区間の平均通過時間も、名神では約13分から約10分に約3分短縮したそうです。