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FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

これぞ最強の靴!? ビジネスだけじゃない! 黒プレーントゥが万能な理由とは?

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

断言! 黒のプレーントゥシューズがあれば万事OK!

新連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第36回目となる今回は「黒プレーントゥシューズ」。ビジネスで定番のシューズですが、どうやら活躍の場はそれだけに留まらないよう。その真の魅力とは?

 

バックtoオフィスを合言葉に、オフィス街に活気が戻ってきつつある今日この頃。ここ数年ですっかりカジュアル化したビジネススタイルですが、とはいえ革靴の新調を検討している人も多いでしょう。そんな人にオススメなのが、黒のプレーントゥシューズです。

「黒のプレーントゥシューズは、いわばビジネスシューズの鉄板。でも、使いどころはそれだけじゃないんです。選び方によって、オンでもオフでも活躍する万能シューズとなります」

その条件として今回挙げたのは、黒のプレーントゥであること以外にも、外羽根であること、そしてラバーソールであることも。

「そもそもプレーントゥとは、つま先に装飾が一切なく丸みを帯びていること。そのシンプルさが見どころです。外羽根とは、シューレース部分の羽根が外付けになっていることで、カジュアルな仕様となります。これにより、スラックスにもデニムにもマッチしてくれるんです。そしてラバーソールは、レザーソールと比べて軽さが段違いです。スニーカーに慣れた足をリハビリするにはもってこいです」

同じプレーントゥでも、今回ピックアップしたのは比較的カジュアル寄り。それでも、昨今ビジネススタイル全般がカジュアル化したとあって、イマドキなセットアップにはハマってくれるとか。

「さすがにクラシックな正統派スーツには不向きですが、イマドキなストレッチの効いたセットアップなどには全然OKです。さらに、ソールの厚みによってカジュアル度を調整することができます。ソールが厚いほどカジュアル度が高くなるので、頻度の高いスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう」

厚底の場合、幅広いカジュアルパンツとマッチするメリットがあるとか。

「細身からワイドまで、バランスが良いんですよね。ビジネスに加えアメカジからモードまで幅広く合ってしまうという、いわば万能シューズと言えます」

ベーシックがゆえに、その魅力を見逃していた人も多いはず。黒のプレーントゥシューズは、この春狙うべきシューズの筆頭と言えそうです。

 

WH/ダブルエイチ

ベーシックと個性的のちょうど良い塩梅

5万9400円/ダブルエイチ(オリエンタルシューズ)

干場編集長監修により誕生したZソールモデル。アノネイ社製ボカルーカーフを採用したアッパーは実にベーシックですが、厚みだけでなくコバまで張り出した迫力あるソールが、足元の存在感を高めます。一見重たく見えますが、ソールはビブラム社製の超軽量ラバーで実に軽やかです。

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*ミニマルワードローブとパートナーシップを結んでいます。

 

春コートスタイルこそ、実は足元が決め手に

靴5万9400円/ダブルエイチ(オリエンタルシューズ)

コート8万8000円、ハット1万3200円/ともにランバン コレクション(ランバン コレクション 表参道店)、ジャケット6万1600円、パンツ3万800円※ともに3月4日発売予定/ともにモーヴ、シャツ7700円/アルコディオ、ベルト4万1800円/シセイ×Yoshimasa Hoshiba(全てミニマルワードローブ)、時計130万6800円※3月1日より140万2500円に価格変更/パネライ(オフィチーネ パネライ)、その他干場編集長私物

「セットアップの時もブラックデニムの時も、気づけばいつもこれ。足が長く見える効果もあります」と干場編集長が語る通り、分厚いソールが細身のパンツと実にバランス良し。スプリングコートとのメリハリ感がありながら、それでいてあくまでプレーントゥとあって足元だけ目立ちません。

タイドアップしても全然オッケーです

スプリングコートの下には、ネイビーのセットアップが。一見ベーシックに見えて、ストレッチが効いていたり非常に軽い仕立てであったりと、イマドキなビジネススタイルに打ってつけの仕様になっています。「黒のプレーントゥなら白スニーカーよりもビジネスらしさがあり、それでいてかしこまり過ぎません」

◇Cisei x YOSHIMASA HOSHIBA レザーベルト LUNGA

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◇ARCODIO GINO ハイブリッドイージーケア ブロード

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干場編集長のアドバイス①「バッグ」

ビジネスとスポーティのバランスを取るべし

カジュアル度の高い厚底プレーントゥシューズには、スポーティなバックパックもマッチ。

「ただし、あくまでビジネスとあって色はダークカラーを選ぶべし。シューズにおいても、厚底でもラフに見えないのは黒だからです」

干場編集長のアドバイス②「時計」

押さえるべきところは、ちゃんと押さえましょう

スポーツウォッチもすっかりビジネスに馴染んだ存在に。44mmというこんな大型のダイバーズも、もちろんOKです。

「その中にも、ダイヤルカラーはブラックを、そしてストラップにはアリゲーターを選ぶことで、ビジネスセットアップにより馴染みます」

JM WESTON/ジェイエムウエストン

カジュアルな中でも最もドレス寄りがこれ

16万5000円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)

1930〜40年代のダービーシューズに着想を得た、エドゥアール 2アイレット ダービー。丸みを帯びつつも端正なラウンドトゥと美しくカーブする2アイレットの外羽根が、カジュアルにして実にエレガントな雰囲気を楽しませてくれます。

CROCKETT & JONES/クロケット&ジョーンズ

言わばドレスとカジュアルの中間的立ち位置

9万4600円/クロケット&ジョーンズ(トレーディングポスト 青山本店)

英国の名門が作る外羽根プレーントゥシューズらしい、まさしく正統派な印象。アッパーには光沢感が美しいキャバリーカーフ、ラストには足馴染みの良い375を採用。ダイナイトソールとストームウェルトにより、ほんのり武骨さをにじませます。

LANVIN COLLECTION/ランバン コレクション

カジュアル度強めなら、こんな1足が狙い目

5万2800円/ランバン コレクション(ランバン コレクション 表参道店)

その名もジャポネーズ。イタリア製ガラスレザーの甲を高くすることで、日本人の足に馴染みやすくしているのが特徴です。さらに見どころはソール。厚みのあるクレープソールを採用することで、クッション性と存在感、足長効果をもたらしてくれます

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
オリエンタルシューズ 03-6804-3280
ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691
トレーディングポスト 青山本店 03-5474-8725
ランバン コレクション 表参道店 03-3486-5858
アルコディオ 03-6303-2797 http://arcodio.com/
オフィチーネ パネライ 0120-18-7110
ミニマルワードローブ 03-6412-7688
MOVB 03-3470-2200

▶︎印象が激変!? Wライダースを大人っぽく着こなす干場流の極意とは?


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