■ガソリンと軽油の違いは、留出温度の違い
ガソリンには「ハイオク」と「レギュラー」の2種類があります。軽油は、1990年代に「プレミアム軽油」というのが販売されていた時期がありますが、今は見ることがありませんので、1種類と考えてよいでしょう。
ガソリンも軽油も原油からつくられます。原油を加熱し、沸点30度〜180度で留出されるのがガソリン、沸点240度〜350度で留出されるのが軽油です。他にもナフサや灯油など、沸点の違いによって異なる油種が留出されます。
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
ガソリンスタンドの給油ノズル。緑が軽油、黄色がハイオク、赤がレギュラー
価格はガソリンよりも軽油の方が安いのですが、これは主に税金の違いが理由です。ガソリンの場合は「揮発油税」と「地方揮発油税」を合わせた「ガソリン税」がかけられ、1Lあたり53.80円という税率となります。
一方、軽油は「軽油引取税」と呼ばれる地方税がかけられます。これは1Lあたり32.10円という税率で、これだけでガソリンと約20円の差があります。この他、消費税にも違いがあります。
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