■日産「初代プリメーラ」
1990年2月にデビューした日産のコンパクトセダン「プリメーラ」。80年代の販売不振を払拭するべく日産が掲げた「901運動(1990年代までにハンドリングで世界ナンバーワンを目指す活動)」から生まれたモデルです。
1990年2月に発売されたプリメーラ。ヨーロピアンなデザインとしっかりしたハンドリング性能が魅力
5ナンバーサイズのコンパクトなボディでありながら、車体剛性アップとフロントマルチリンクサスの採用で、欧州車に匹敵するハンドリング性能を実現。デザインはシンプルながらスタイリッシュで若々しく、実用性よりも走りをイメージさせる洗練されたものでした。
走りを意識し過ぎたせいか、乗り心地が硬いと辛口の評価があったものの、販売は好調。全日本ツーリングカー選手権(JTCC)などで活躍することでそのポテンシャルの高さを証明し、スカイラインとはまた違ったアプローチで、日産の技術力と商品力の高さがうかがえるモデルでした。
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