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【後編】「俺を馬鹿にしてるんだろ」身分違い結婚、知的障害の娘……劣等感コンプレックスにまみれた実業家の闇を暴く。

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「それに?」

「悔しいんです! 今のままだと、あの愛人に夫の全てが行ってしまいそうで」

その後のやり取りで、依頼者の目的を以下の2点に纏める事が出来た。

①現在の夫の財産を全て把握しておきたい
②愛人の息子について知りたい

どちらも、夫に何かあった時のための準備材料にしかならないが、今の依頼者にとっては「大切な一歩」なのだろう。

調査の結果、①の財産については、夫には所有会社が数社。その他に、夫の息がかかった会社が数社あった。その1社の代表は、愛人の息子になっていた。夫は愛人の息子を認知しており、姓が夫と同一であると判った。調査員が会社所在地として登記された賃貸マンションの一室を確認したが、平日の日中にもかかわらず留守であり、近隣住民にも人の出入りを見た者は居なかった。ネット上に掲載された電話番号にも数回電話したが繋がることはなく、おそらく節税対策のダミー会社である。 また、愛人自身が代表を務める会社もあり、その会社では実際に都内で数店のエステサロンが運営されていた。

愛人と夫が暮らす目黒にある一軒家は、土地家屋共に愛人とその息子が2分の1ずつを所有するかたちになっている。実際に現地に行くと、外壁がコンクリート打ちっぱなしの洒落た3階建ての大邸宅が建っていた。表札には夫の苗字が記載されている。調査員が近所に聞き込みを実施し、息子と愛人に関する情報を集めた。



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