ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「お金がないから、やむなく高額バイトに……」バレエダンサーの「過酷すぎる」金銭的実情。少女たちが大人になって直面する現実に目が当てられない。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

前編はこちら。

唯奈さんはそういった経験や見聞したことがあるので、なかなか自分のお教室にいる子どもたちに安易に「バレエ団所属」や「バレエ留学」を勧められないでいるのだという。

「うちの生徒のAさんは、高校で『バレエを仕事にしたい。』と言ったら、『あなたはどれだけの実力なの? 先生には分からないけど、生きていくための仕事にしなくても、趣味で続けていけばいいじゃない?』と言われてしまったそうです。でもAさんは、プロのバレエダンサーになることを志望しています。彼女は発表会に出て好きに踊りたいわけではありません。プロとして舞台に立って、見に来てくれたお客様を喜ばせたり感動させたりしたいのです。私には、彼女の気持ちがわかります。『踊りたい』と言う気持ちの先に、『人を喜ばせたい』という気持ちがあって、『もっともっとたくさんの人に自分の踊りを見てもらって感動してもらいたい』そんな気持ちがあります。そんな子に、『趣味で続けていればいいじゃない』とは、私には言えません」

夢見る子供たちの後押しをしたいと思っている唯奈さん。それでも彼女が白黒つかない態度をとる理由には、自身の経験以外にも、彼女より上の世代のバレエダンサーたちの過酷な現状がある。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5