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中古車再生がトレンド?日産がキューブでレストアを本気ビジネスにしてきた

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■日産が狙うのは「中古車再生」ビジネス

お話を伺ったのは、日産自動車グローバルアフターセールス商品企画の石井寛至氏。普段は、国内外向けのディーラーオプションなどの商品企画を担当しているが、オートサロンに向けては、新たなコンセプトの商品開発も行ったという。

石井氏によると、いま日産では、中古車再生プロジェクトが立ち上がり、ビジネス化に向けて検討が始まっているという。数年前から、日産社内で中古車の魅力を再発見しようという動きがでてきたなか、立ち上がったプロジェクトだそうだが、今回のキューブリフレッシュド&レトロコンセプトが、その第一弾のコンセプトモデルだそう。キューブを選んだ理由は、日産を代表するコンパクトカーであり、かつては多くのお客様に選んでいただいたので、見てくれた方が懐かしがってくれると思ったからだという。

ルーフキャリアは、路面電車のパンタグラフをイメージしている

中古車を再生するビジネス、というコンセプトなので、改装のベースとしたキューブは、あえて6万キロ以上を走行した個体を確保したそう。キズややれは多くあったが、外観上で見えるところや内装の手で触れるところは、部品を交換したうえで、さらに、「レトロ」な雰囲気を加えるよう、カラーリングや素材をアレンジした。

シートには、大正・昭和時代の純喫茶にあったような、赤いベルベット素材を使用した

デザインは、昔の路面電車や純喫茶店をイメージしたという。ビターショコラのボディカラーに、マットのガンメタのフィルムラッピングを施し、ボディサイドやホイールには、ゴールドのステッカーも貼られていた。ルーフキャリアは、パンタグラフをイメージしているそうだ。インテリアも、大正や昭和時代にあった喫茶店のソファに使われていたような、赤いベルベット素材を使って懐かしさを演出している。

日産としては、他の車種にも展開し、ゆくゆくはビジネス化することを狙っているという。キューブに限らず、過去のクルマを現代の技術でリメイクし、懐かしいクルマに再び乗れるようになれるのであれば、非常にありがたい。



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