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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】厚意が迷惑行為に⁉ 行き過ぎた見舞客に頭を悩ませる医療従事者たち。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

前編はこちら。

看護師の仕事について話してくれているのは鈴木尚子さん(30・仮名)だ。取材班が聞いて驚いた「見舞い時に持ってこられる花が迷惑だ」という話に対して、こう続ける。

睡眠時無呼吸症候群の既往がある山下さん(50歳男性・仮名)は独身で、お見舞いに来ていたのは80歳になる母親。息子を見舞うため、3日おきに来院していた。

睡眠時無呼吸症候群は、夜間はマスクを装着する必要がある。彼のベッドサイドには、機械を置いておくための小さな台がいくつか置かれていた。母親は大の花好きだそうで、お見舞いに来るたびにお花を持ってきていた。大きな花瓶に毎回生けて帰る。

困ったことに、母親は「ここがいちばん綺麗に見えるから」と機械を置くための台に花瓶を置いていってしまうのだ。しかも落ちた花びらを掃除するのも水を替えるのも、看護師が行わなければならない。

看護師の仕事はとても多い。「せめて造花にして欲しいですね。地味に仕事が増えて大変なんです」と鈴木さんは話している。



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