ライフスタイルは十人十色。おひとりさまもおふたりさまも大いに結構ですが、結婚というゴールをめがけて不幸なひしめき合いをしている男女のなんと多いことか。
【川崎貴子】
２度の結婚を経験し、二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。
今回の相談者は、亮太さん（34歳）。
亮太さんのスペックはこちら！
年齢：34歳
職業：弁護士
恋人：いない
交際人数：10人
結婚暦：なし
結婚願望：まあまあ、ある
顔：知的で品がよく、スーツが似合う。英国紳士のような佇まい。
川崎：あなたのプロフィールを見ると、すごいわね。国際弁護士で、実家は都内にあって両親は会社経営をしていて、身長180cm。バブル時代の言葉でいえば“三高”（高身長・高学歴・高収入）じゃない。
亮太：そんなに誉めていただいて、恐縮です。
川崎：10代のころは、海外に住んでいたんですって？
亮太：10歳からカナダの寄宿学校にブチ込まれていました。両親が「これからの時代は英語とフランス語だ」と言い、カナダの寄宿学校に僕を送り込んだんです。当時は外国語を全くしゃべれませんし、日本人もいません。半年間、誰とも会話ができず、本当に苦しい思いをしました。
川崎：それは大変だったね。
亮太：お腹が痛くても伝えられないし、日本に帰りたくて仕方ない。クラスメイトは優しかったですが、会話ができないからどうにもならず、いつもうつむいていました。そんなとき、クラスメイトがマンガ『ドラゴンボール』の４巻をくれたんです。そのときに、久しぶりに見た日本語が懐かしく、慕わしく、教室の真ん中で号泣してしまいました。ほかにも……
川崎：ちょっと、それくらいにしよう。それはまた別の機会に聞くとして、まずは結婚観について話を聞こう。
亮太：はっ、そうでした。僕は「そろそろ結婚したいな」と考えているんです。それは、友人と経営している事務所が軌道に乗り、自分の家庭が持ちたくなったから。仕事にも体力にも余裕がある今なら、家事も子育てもできますしね。パートナーになってくれる人が、一緒に生きていきやすいように、２人で考えていきたいとも思っています。
川崎：具体的には、どんな弁護士業務が多いんですか？
亮太：日本と海外の商取引を専門にしています。カナダ時代の寄宿舎仲間とは、ビジネスでも付き合いがあります。あとは、海外とのM&Aも得意です。これはチームで動くのですが、めっちゃ楽しいんですよ！
川崎：いきいきしているね。そのチームって男性が多いの？
亮太：はい！ みんなで頑張ってミッションをクリアするって最＆高なんです！
川崎：……ところで、直近の婚活内容について教えてくれる？
