ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 新田龍の「コンプラ総研」

【後編】「アイスケース人間」の再来⁉ 企業を潰すバイトテロに法の鉄槌を下す方法。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

アルバイト店員が、ごみ箱に廃棄した魚を拾いあげ、まな板に戻して再度調理する動画をSNSに投稿。不衛生だとして強く批判を受け、運営会社くらコーポレーションの株価も低下。時価総額にして約27億円相当が消滅してしまった。

事態を重く見た会社側は、騒動に関わったアルバイト店員2名を懲戒解雇処分とした。また同時に、不適切な行為によって損害を被ったとして、刑事および民事の双方で店員に対する法的処置を取ることを発表。

実際、同年5月に当事者の従業員と、動画を投稿した知人少年3人は偽計業務妨害罪で書類送検され、17歳の少年2人は偽計業務妨害の非行事実で、19歳の少年(=まな板に戻した少年)を偽計業務妨害幇助の非行事実で家裁送致された。

同社はここまで厳しい対処に至った理由について、「上場企業としての責任を果たす」「約3万3000人の従業員の信頼回復」と言及した。また、「多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影した SNS の投稿に対し、 当社が一石を投じ、全国で起こる同様の事件の再発防止につなげ、 抑止力とする為」としている。

これらのバイトテロ行為、悪質客による迷惑行為において企業側が受ける被害は、利用者や世間からの批判に留まらない。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5