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CAR 交通事故鑑定人は見た!

双方の意見が食い違う【交通事故】にあったら、あなたならどうする?後進旋回車と直進車が起こしたケースを鑑定する

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■ボディパネルの変形具合で、衝突形態を推定

旋回後退をしていたA氏と、反対車線を走行してきたB氏、それぞれの説明はこうだ。A氏は、道の反対側にある自宅駐車場に後退して駐車するため、進んできた自車線側の左端に寄って、やや左に傾けた状態で停止していたところ、B車が自車の右後部に衝突してきたと説明。一方のB氏は、A車が路地から国道を横断するように後退してきたため、回避することができずにA車と衝突して停止したと説明していたという。

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A氏は、道の反対側にある自宅駐車場に後退して駐車するため、進んできた自車線側の左端に寄って停止していたところ、B車が自車の右後部に衝突してきたと説明

中島氏はまず、事故現場において、A車の旋回外側(左側)に、住宅のブロック塀があることに注目した。クルマが旋回後退するときには、フロントのオーバーハングが、旋回外側に膨らんだ弧を描く。広い場所での旋回であれば特に考慮しなくてもいいが、今回のように、ブロック塀がある場合には、車両をブロック塀にぴったりと寄せてしまうと、旋回後退は不可能。そのため中島氏は、A氏が左側ギリギリの位置まで、クルマを左に寄せたわけではないと推定した。

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ブロック塀の下には側溝の蓋があった。A氏はこれを踏む位置にまで、クルマを左に寄せていなかったと、中島氏は推測した


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