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ノルケインのCEOに、聞きたいことをいろいろ聞いてみた!

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では、そもそも時計ブランドを始めたきっかけはなにか?

「スイスの機械式時計は、とても長い歴史のある、我々スイス人にとっての独自の文化です。ですが、いまは多くが海外のグループに所有されている。だから、その文化を自分たちで所有したいと思った。自分たちのジェネレーションで、スイスの時計文化を再構築したかったのです」

そうして創業したノルケインは、たちまち世界中で知られるようになり、いまやもっとも注目すべき時計ブランドへと成長を遂げている。しかし、いったいなぜ、これほどまでに短い期間で成功することができたのだろうか?

「それにはいくつかの理由があります。1つ目は、エネルギー。我々、若いチームの情熱の高さが伝わったんだと思います。

2つ目は、タイミング。各国の素晴らしい店舗とパートナーシップを組むことのできる、ちょうどグッドタイミングだったんです。

そして3つ目が、幸運。たとえばケニッシだとか、ビバーさんだとか、いろいろな幸運なストーリーが重なり合って、思いもかけない成果を生むことができたんです」

そう。ノルケインは創業わずか2年目の2020年に、ケニッシからのムーブメント供給を獲得。そして2022年6月には、あの時計界の巨人であるジャン-クロード・ビバー氏が顧問に就任。というように、まさに思いもかけないような、いろいろな幸運に巡り会っているのです。

さて。そのノルケインの、もっかの最新作が「Wild ONE」。

「『Wild ONE』の構想は、ビバーさんとの最初のミーティングがスタート。実は、最初に会ったのは2020年の4月なんです。そしてそのときにビバーさんにいわれた目標がアルティメイト・ハイパフォーマンス・スポーツウォッチというもの。究極の、軽さ、耐久性、耐衝撃性を備えること。その上でクールな時計であること。それが最初のコンセプトでした」

その「Wild ONE」の格好よさは、ご存じのとおり。「ロック福田の腕時計魂!」でもご紹介していますので、ぜひご覧になってください。

そして最後に訊いたのが、将来的な展望。企業の規模や生産本数など、具体的な目標はあるのだろうか?

「インデペンデントのため、投資家や株主のため、というのはない。だから、なんでも長期で考えることができる。そしてそのためイノベーティブなものを考えられる。自由に投資ができて、本当によいものをつくることに集中できる。ですから将来的な数値目標というのは持っていないんです」

「2023年には新ファクトリーの建設計画をスタートさせたい」とのこと。とはいえ「まだ場所を探しているところなんですけどね・笑」だそう。ともあれ、オープンしたら、ぜひ取材したいですね。
 

 


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