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【後編】「どこにも証拠はないでしょ」妹は泣き寝入り? 長女の遺産使い込み疑惑の真相。

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ここまでこじれてしまった時に必ず抑えておきたいのが、「遺産分割協議」の場での録音。 「遺産分割協議」とは、相続人全員で遺産の分け方を話し合う手続きです。亡くなった被相続人(ここでは母親)の遺産は、相続人全員(ここでは3姉妹)の共有となります(民法898条)。共有状態の遺産の分け方を話し合うのが「遺産分割協議」です。

その「遺産分割協議」のやりとりを録音しておく目的は、母親の預金口座を預かっていた際に把握していた金額と、出金理由と目的、その時の母親の状況に関する細かい供述を、和子さんから繰り返し聞き取り、辻褄が合わない発言がある場合、その証拠を残すためです。

 

その結果、和子さんが母親の預金口座内の出金に関して、不明瞭な点が多すぎるという事実が明らかになり、800万円ほどの使い込みがあることが推測されました。

和子さん本人が頑として認めなかったため、その後も散々もめた結果、秀美さんが実家である一軒家に移住し、管理等の全てを引き受けることで相続。また店の権利を理恵さんが相続し、母親の預金口座内に残っていた1200万円を3等分するということで収束しましたが、その後も3姉妹の関係は修復できず、秀美さんと理恵さんは、和子さんとは絶縁状態になったようです。



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