【後編】「どこにも証拠はないでしょ」妹は泣き寝入り？ 長女の遺産使い込み疑惑の真相。

和子「お母さんに頼まれたから引き出したのよ」

秀美「じゃあ、お母さんそのお金何に使ったのよ」

和子「知らないわよ。渡しただけなんだから」

理恵「そんなわけないじゃない！ ほとんど外に出ないお母さんが、何に使うっていうの？」

和子「だから知らないわよ！ それより理恵、ずっと前に母さんから借りた300万円は返したの？ 記録には振り込みなかったみたいだけど」

理恵「それは、もう10年以上前の話でしょう！ とっくに返したわよ！」

秀美「えっ？ 理恵、あんたお母さんに300万円も貰っていたの？」

理恵「だから、借りただけよ。返したって言っているじゃない」

和子「記録にないんだから、わからないわよね」

和子さんが理由を言わないどころか、姉妹間の諍いはどんどん広がったそうです。

秀美「和子姉さんはもう、散々お母さんのお金使っているし、理恵も何百万もお母さんからもらっているなら、私が実家をもらっていいわよね？」

和子「何言ってるのよ！ どこに私が使い込んだなんて証拠があるのよ。ただの言いがかりでしょう」

理恵「秀美姉さん、酷いじゃない！ お金は、ちゃんとお母さんに返したのに」

秀美「理恵は、お母さんの店を引き継いでるんだからいいじゃないの。店の権利はあんたにあげるから」

理恵「それは当然でしょう？ 私がずっと、色んなもの犠牲にして、必死にやってきて、店を守ってるんだから」

和子「ちょっと待ちなさいよ。私にも権利があるはずでしょう」

理恵「お母さんのお金を使い込んでる人が、何言ってんのよ」