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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「ナースを選り好みして、キャバクラ扱い」看護師を恐怖に陥れた"モンスター患者"のヤバすぎる実態。

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医療現場では病気を抱えている人を相手に仕事をするため、トラブルが比較的多い職場と言えるだろう。今回編集部がインタビューをしたのは、患者からのストーカー被害に苦しんだ経験がある看護師の佐野エミさん(29歳・仮名)だ。

佐野さんは今回のトラブルについてこう語る。「長年看護師をしていて感じるのは、診療科ごとに患者の特性があるということです。私が働いていた透析科は糖尿病を長年患ってきた人が多く、独自の健康法を信じていてこちらの治療を拒否する人や、ナースを選り好みして病院をキャバクラか何かと勘違いしている人など、とにかくキャラが濃い人が多い印象でした。」
今回は、佐野さんが実際に経験した患者がストーカー化したケースを紹介していく。

©Getty Images

佐野さんが働いていたのは、とある総合病院の透析科。透析という治療は、週に3日4時間ずつ治療を受ける必要がある。だいたい月水金と火木土のサイクルに分かれて同じ患者が通ってくるため、看護師と患者の距離が近い。
佐野さんが山本イクオ(50歳・仮名)と出会ったのは、イクオが透析治療を開始して間もない頃だった。

イクオは脳梗塞の既往があり、左の下半身がうまく動かない。170cm90kgと恰幅の良い身体だが、足を引きずって歩いていた。佐野さんはその日彼の担当になったため、初めましてと挨拶をし、透析を始めたばかりの患者に行う、透析治療に関する説明を行った。
透析治療は、終わったあとに倦怠感や気持ち悪いといった症状が出てくる場合がある。イクオのように身体に麻痺がある患者は転倒の危険性が高い。
イクオは刺青が入っておりスキンヘッド。体も大きいので少し恐怖感を感じた佐野さんは、なるべく丁寧な対応を心がけた。何度も患者に怒鳴られたことがあるからだ。

その対応をイクオは気に入ったらしく、よく佐野さんを指名してはいろいろなことを聞いてきたそうだ。他の看護師の態度が気に食わないと問題を起こすこともしばしばあったため、佐野さんがなだめ役として呼ばれることも。
透析治療は一生続けなければならないため、初めのうちは生活が制限される絶望からナースにあたる患者も少なくない。佐野さんは、しばらくしたら落ち着くだろうと軽く考えていたが、その宥和政策が事態をさらに悪化させていく。

☆段々とエスカレートしていくモンスター患者の実態を、次回で詳報する☆



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