ウルトララグジュアリーカーの週末は高級ガレージハウスでお過ごしを
かつてヨーロッパで行われたハイブランドの国際試乗会でこんな話を耳にしました。「我々の価格帯のクルマの競合は不動産やクルーザーです」と。確かにウルトララグジュアリーカーは3000万円、いやいやしっかりオプションを選んだビスポークモデルは5000万円に達しますからその領域にあると言えます。ただそれはカスタマーの「今年はどうしよう」みたいな話で、「今年はクルマにするから、来年は別荘だな」てな感じです。要するにそのクラスのエスタブリッシュされた大人は全てお持ちなんですよね、別荘もクルーザーもウルトララグジュアリーカーも。
ということで、先日ベントレーを2台借り出し、東京からそれほど遠くない場所にある高級賃貸ガレージハウスに行ってきました。ウルトララグジュアリーカーで別荘エンジョイ気分です。場所は房総半島にあるinCELL（インセル）木更津 The luxury。アクアラインを使えば都心から1時間の距離にあります。
ここの魅力は色々ありますが、まずは大型ガレージであること。2台収納はもちろん3台ガレージ物件も2戸、4台収納物件も1戸あるんです。乗っていったクルマをしまうことを考えれば嬉しいですよね、大型ガレージは。それに建物自体が中庭を囲むように配置されているので、周りに邪魔されない世界観が保たれます。セキュリティを含め気の利いた配慮ではないでしょうか。
立地もグッド。週末木更津を拠点に行動すれば色々な遊びが容易にできます。ゴルフ場はたくさんあるし、袖ヶ浦フォレストウェイのようなサーキットも遠くありません。たまには走行会に参加して愛車のアクセルを思い切り踏み込むのも気持ちがいいものです。もちろん、海釣りもそうですし、マリンスポーツにも事欠かせません。春になれば富津海岸で潮干狩りもできたりして。
インテリアもセカンドハウスとして使うのに十分な仕上がり。リビングを広くすることで友人をたくさん招くこともできます。さらに言えば、ジャグジーの備わる部屋もありました。温水機能を備えるので一年中使えそうだし、夜はLED照明でイルミネーションとして効果を発揮してくれます。ワルくないですね。
ではベントレーに話を移しましょう。今回ステアリングを握ったのはベンテイガハイブリッドとコンチネンタルGTコンバーチブルです。V6ガソリンエンジン＋モーターのプラグインハイブリッドと4リッターV8ツインターボというそれぞれ個性的なパワーソースを持ちます。4ドアのフライングスパーよりも趣味性の高いモデルと言えるでしょう。
今回のようなラグジュアリーな木更津ライフを送るのであれば、普段ベンテイガハイブリッドを都内で乗り回し、屋根の開くコンチネンタルGTCをinCELL木更津 The luxuryのガレージに収めておくのがいい気がします。ベンテイガハイブリッドの方が燃費がいいので長距離にふさわしいし、高速移動も楽です。それになんたってSUVブームですからね。普段都内を走るのにトレンドを感じます。
そして都心から離れたエリアでオープンモータリングを楽しむ。こんな贅沢はありません。オープントップは都内だとひと目が気になりますが、離れればそれもなし。東京とは違う澄んだ空気を肌で感じられます。それとV8エンジンサウンドを存分に楽しめるのもミソ。街中だとアクセルを踏むとこれみよがしに思われますが、クルマ好きならこの音を純粋に聴きたくなります。それをできるのが、やはり郊外の別荘ライフの醍醐味ですよね。
それにしてもコンチネンタルGTCはよくできています。GTカーとして設計されながらスポーツカーのような身のこなしはトップレベル。コーナリング性能はハンパありません。ステアリング操作に対し、どこまでもニュートラルステアで挙動を安定させます。追従するリアの頼もしさから、「もっと踏めるのでは？」なんて思っちゃいます。おっと、その先はサーキットでないといけません。
そんな走りをしながらの贅を極めたようなインテリアはさすが。艶やかなパネルとキラキラのスイッチ類、なめしの効いた高級レザーの肌触りは特別です。まさに本物のラグジュアリーを知る英国御用達の逸品といった感じですね。
高級ガレージハウスとウルトララグジュアリーカーはいい組み合わせです。すでにやられている方はともかく、これからの人はこの記事をご参考にどうぞ。
取材協力：inCELL木更津 The luxury
撮影協力：東京ベイサイドゴルフコース【ＰＧＭ】
