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LIFESTYLE 女たちの事件簿

39歳、契約社員の妻が絶句。モラハラ夫のPCは「パンドラの箱」だった。それを開けた時に決めたこと。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

家族の問題は多種多様だ。現代女性が抱える「人にはあまり言えないんだけれど……」という話を聞き続けているライター・沢木文が、不倫や恋愛、家族の問題について紹介していく。

都内の広告代理店に契約社員として勤務する美奈さん(仮名・39歳)は、11歳の娘がいるシングルマザーだ。

華やかな美貌と、抜群のスタイルの持ち主で、夫はイケメンかつ大手商社の正社員で、さらに夫の実家は資産家。夫の実家が所有する湾岸エリアのタワマンに小型犬と住んでおり、「誰もがうらやむセレブ妻」だったのだが、1年前に離婚した。

夫の実家が「自称・名家」の場合、離婚は「みっともない」ことであり、「キャリアに傷がつく」こととされる。周囲の親族から全力で阻止される傾向が強い。おそらく美奈さんもそれを乗り越えたのであろう。

「みんなに『離婚は大変だったでしょう』って言われるけれどそうでもないのよ。夫の実家はそりゃ過干渉で、娘が産まれれば『なんだ、女か』と義父。そして義母からは『次は男の子を期待しているわね』とナチュラルに言われていました。私は地方出身なので『そんなもんかな』と流していましたけれど、友達は怒っていましたね」

美奈さんにしてみれば、そもそも男の子を生む気はなかった。

「だって、男の子を生んでしまったら、義母が姓名判断のエライ人につけてもらったという“勝利”とか“元氣”とかの名前が用意されているし。女の子は頭数に入っていないから、好きな名前を付けられるし、お受験のプレッシャーもないし、いいんです」

元夫はどんな人だったんだろうか。

「ちょいモラハラの俺様男子。私は結婚まで大手メーカーの子会社で一般職をしていたのですが、『美奈に家庭と仕事の両立は無理だから、仕事を辞めてほしい』と言ってきた。2年間は勤務して、出産を機に退職。専業主婦も向いていたとは思うけれど、元夫の性欲が強いのには困っていたかも。毎晩のように求めてくるし、生理だと露骨にがっかりされる。部屋にこもって動画を見て、一人でシしているところがわかるのも、生々しくてイヤだったんですよね」

そんな美奈さんが絶望の底に叩き込まれたのは、夫のPCを巡る、ある事件がきっかけだった。それはモラハラを通り越して「性犯罪」の範疇に入る出来事だった。

「それは“tomodachi”(友達)というフォルダで、中を見ると盗撮した画像だらけだったんです。エスカレーター、エレベーター、会社のトイレなど、あらゆる場所で写された、女性の下着写真だらけだった。1000枚くらいあったかな...」

男女関係のトラブルに詳しい、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。

「昨今、盗撮の被害は急増しています。スマホの普及や、悪質な盗撮の手口がネットやSNSに氾濫していることから、盗撮犯は確実に増えているのです」

モラハラ夫が「犯罪者の顔」を持つことを知ってしまった妻の決断は、次回で詳報する。

Text:Aya Sawaki



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