キーとなったのは、最初の「生き残りろうそく対決」でも、相手のろうそくに息を吹きかけようとして、自分のろうそくを消してしまう大チョンボを犯した牧野ステテコ。常に素っ頓狂な言動をする彼女は、イライラしている相手に接すると危険。
そんなステテコを含め3人まで残ったところで、みちおとステテコがほぼ同時にイスをつかんだ。すると腕力で勝るみちおがイスを取って座る。これにステテコは「おかしいよぉ、それイス取りゲームじゃないっしょ!」と強く抗議。ステテコの抗議もわからなくもないが、先に座っていたところを力で奪ったならともかく、つかんだのもほぼ同時だったためみちおのルール違反とは言えない。
だが、みちおは反論することなく憮然とした表情でイスをステテコに譲る。敗者として自分の席に戻ると「ごちゃごちゃ言われたから」と怖い顔で言うのだ。「次の競技で殺す気よ!」とケンコバが慄くほどの緊張感。「TBSが責任を持ってみちおとステテコを2ヶ月くらい会わさないようにしないと!」と言うのだ。
実際、イライラしているときにごちゃごちゃ言われて、反論する気も失せて、自分の理よりも、逆に譲ることでその怒りを相手にぶつけるというのはわかる。しかし、それにしてもテレビではなかなかみれない戦慄のシーンだった。