シャツ感覚で羽織れるライトアウターは、レイヤードにも最適
第527回目は、ウールリッチのシャツジャケットです。
アメカジ全盛期を経験したFORZA世代の大人なら、バッファローチェックに身を包んだという方も多いことでしょう。さらにアメカジが今再燃し、男らしい装いを楽しむ方も増えているとか。ともすれば、注目すべきはやっぱり「ウールリッチ」でしょう。
同ブランドは、バッファローチェックの生みの親であり、本家本元のシャツが大流行したことでもお馴染み。今回ご紹介するのもシャツではあるんですが、隠れた名品で知られるオーバーシャツをご紹介。創業当初からハンターたちから支持を得ていた本作を現代的にアップデートしたもので、すっきりとしたシルエットが特徴。タフなメルトン生地を採用し、目を引くバッファローチェックも相まって実に男らしい仕上がりです。一見すると使い勝手のいいシャツですが、実はライニングに薄くダウンを配したインナーダウン仕様なんです! 適度な暖かさを叶えるので肌寒い時期は一着で、真冬ともなれば重衣料とのレイヤードも楽しめます。
3シーズン着られて存在感あふれるシャツは、活躍の幅も絶大。モダンに進化したことで今爆売れしているとあれば、“知る人ぞ知る名品”から“万人に愛される名品”になる日も近いかと。アメカジ世代の皆様ならすでにお持ちという方もいるかもしれませんが、新たにアップデート版を手にしてみてはいかがでしょう。
ライニングに配したダウンがこちら。前後の身頃両面にダウンパックをあしらい、防寒性能はバッチリ。表面に出ないのですっきりとした着こなしを楽しめます。
モノトーンのバッファローチェックは、都会派な洗練さを演出するにうってつけ。キレイめなコーディネートのアク足しにも有効で、強すぎないからコーディネートしやすく、使い勝手のいいルックスです。
同モデルでバッファローチェックの他に、アーカイブのチェック柄を採用したアイテムもラインナップ。クラシカルな雰囲気を滲ませ、フラップ付きポケットやハンドウォーマーといったワークウェア由来のディテールがさらに後押し。着脱が容易なスナップボタン留めも見どころです。
アーカイブから用いたチェック柄のアザーカラーがコチラ。本モデルに採用したメルトン生地は、全てイタリア産のリサイクルウールを使用したもので、環境に配慮したモノ作りも今どき。スラックスやブラックデニムといったモードなボトムスとも好相性な本作は、アメカジのエントリーモデルに最適かと。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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ウールリッチ 二子玉川店 03-6431-0150