そんな中、西成住民の憩いの場だという通称「三角公園」を訪れると、その女性はいた。
そう、坂田佳子である。
彼女が「下ネタ最高!」などと叫びながら、しゃがれた声で歌っているのを西成の住民たちが囲んで踊っている。
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思わず「夢見てんのか?」と、つぶやく光景だ。
テレビロケが来ていることでさらに人が増えていくと、坂田は投げ銭もしない野次馬たちに向かって「なんやねん、お前!あっち行けや!」と、言い放つ。言われた男が取り出した財布をむしり取り、中身を見て「入ってないやないかい!」と、ツッコむコント的やりとりが凄まじい。もうむちゃくちゃだが、『アウトデラックス』を見て その人となりを知っていると、また少し印象が変わるはずだ。
ロケ後は「雑巾のようになっていた」「やりたくないと思ったのは初めて」という井桁弘恵は、この後も西成の洗礼を浴び、遂に感情を爆発させてしまう。マネージャーとプロデューサーが「あそこ使っていいんですかね?」と話し合っていたという“問題シーン”だったが、もはや井桁弘恵に好感しか感じないほどディープで過酷なロケだった。
『ロケバナシGP 大阪・西成VS東京・蒲田でロケ土産話バトル』(TBS) 1月1日(日)放送分を TVerで観る
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