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軽BEV最高!受注再開した日産サクラはなぜカーオブザイヤーを受賞できたのか?魅力解剖

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)大賞に選出された、日産「サクラ」/三菱「eKクロスEV」。日産車の大賞受賞は、昨年のノートシリーズに続いて2年連続、三菱車は第17回(1996-1997)のギャラン/レグナム以来、26年ぶりとなる。

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軽規格かつ現実的な価格にて登場したことで、BEV購入のハードルを大きく下げ、日本国内のBEV普及の礎として将来性のある一台と評価された、サクラ/eKクロスEV。具体的には、どのような点が評価されたのか? サクラ/eKクロスEVの魅力をご紹介しよう。

 

■一般ユーザーの関心と、選定者の総意が満場一致した、完璧な受賞

歴史あるモデルながらもデザインにチャレンジした、トヨタ「クラウンクロスオーバー」や、超高効率の直6ディーゼルを搭載したマツダ「CX-60」、可変圧縮比エンジンを発電エンジンとした日産「エクストレイル」、2.0LターボFFのホンダ「シビックタイプR」など、話題には事欠かなかった2022年のクルマ業界。ただ、COTY大賞に関しては、サクラ/eKクロスEVであろうと予想されていた。

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というのも、BEVが続々と登場した年にしては、事前に発表された10ベストカーが、保守的なラインアップで、時代を象徴するようなエポックメイキングなクルマは、サクラ/eKクロスEVだけだったからだ(BMW iXという規格外れにデカいBEVはいたが)。

その前評判通り、サクラ/eKクロスEVが399点を獲得して第1位に。選定委員の3分の1をこえる23名が満点(10点)を入れる結果となった。2位には、320点を獲得したホンダシビックe:HEV/シビックタイプRが、続く3位は、236点を獲得したトヨタクラウン、4位は141点でマツダCX-60 e-SKYACTIV D 3.3、5位は84点で日産エクストレイル、という結果だった。

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大賞を受賞したサクラ/eKクロスEV。軽自動車のバッテリーEVカテゴリは、三菱のe-MiEVが開拓してきたジャンル。日産が車両開発を担当、生産を三菱が担う協業によって、新たに開発した

COTYといえば、数年前には、ボルボが2年連続で大賞を受賞するという「珍事」が起きた。もちろん、ボルボ車がいいクルマであるのは間違いないのだが、その年を代表する一台を選ぶはずのCOTYで、日本国内における輸入車カテゴリにおいてもダントツに多く売れているとはいえないボルボ車が2年連続で受賞という結果に、日本の一般ユーザーがそれに納得できるかというとそうではないだろう。それに比べて、今回のサクラ/eKクロスEVの受賞は、一般ユーザーの関心と、選定者の総意が満場一致した、完璧な受賞であったといえる。

なおサクラ/eKクロス EV は、K CAR オブ・ザ・イヤーも受賞、また、RJCカー・オブ・ザ・イヤーと、日本自動車殿堂カー・オブ・ザ・イヤーの大賞も受賞と、4つのタイトルを総ナメしたパーフェクトイヤーであった。



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