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「これがなければ窓も手動だよ」納車遅延の理由、半導体ってなんだ?

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

半年や1年、モデルによってはそれ以上待たされることがある、昨今の新車の納期。これほどまでに納期が長くなっている理由として、半導体不足が大きく関係しているということは、ご存じの方も多いでしょう。ただ、半導体という名は聞いたことがあっても、どの部品のことか分からない、といった方も多いはず。また不足しているのならば、つくることはできないのかと、考えることもあるでしょう。新車の納期を長くしている、半導体とは何か? どうして半導体不足が解消されないのか、考えていきましょう。

 

■半導体は、電気の流れを制御することが仕事

そもそも半導体とは、「電気を良く通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との、中間の性質を持つシリコンなどの物質や材料のこと(日本半導体製造装置協会のHPより)」。半導体を材料に用いたトランジスタや集積回路も、一般的に「半導体」と呼んでいます。

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あらゆる電子機械の「頭脳」として働いている半導体。現代の電子製品には、ほぼ100%搭載されている

半導体の主な役割は、「情報の記憶と演算処理」。簡単にいうならば、電気の流れを制御することです。自動車をはじめとして、パソコンやスマホ、デジタルカメラといったガジェット、冷蔵庫や電子レンジ、炊飯ジャーといった家電など、あらゆる電子機械の「頭脳」として働いています。半導体がなければ電子機械としての商品は成り立たず、昔のようなアナログ機械しかつくれないことになります。



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