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CAR 交通事故鑑定人は見た!

【後編】交通事故鑑定人の仕事とは、専門知識によって客観的事実を示すこと

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中島氏は、顧客からの依頼(弁護士経由でやってくる)がくると、まず初めに、「分析の結果は、必ずしも有利となる証拠が出るとは限らない」と説明するそうだ。鑑定結果を聞いて「こんなはずではない!」と怒る依頼者もいるとのことで、それでも中島氏は、「我々は、都合で事実を曲げません」と、するという。

我々は、いつ何時、交通事故の当事者となるか分からない。「都合の良い事実」がつくり出され、独り歩きしてしまう前に、専門家へと助けを求めてほしい。

 

■まとめ

インタビューに答えてくれた中島氏は、優しそうな見た目と、物腰の柔らい語り口調が印象的であったが、主張するべきところでは、理系特有(筆者も理系)の鋭い目つきと、内に秘めた熱意が溢れ出していた。まるで、テレビドラマ「ガリレオ」に出てくる湯川教授のようだ。

次回は、実際にあった交通事故事例とその事実解明結果に基づいて、中島氏が主張する「学ぶべきこと」をご紹介していこう。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:Adobe Stock
Edit:Takashi Ogiyama

交通事故鑑定人・中島博史氏のHPはこちら



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