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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】乳がんで27歳で片胸を全摘。無力感に打ちひしがれる女性を救い出した、夫の一言

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「1年前に娘を産んだばかりなのに……」27歳で乳がんが発覚。「胸なんてどうでもいい、命には代えられない」という夫の言葉を受けて、右胸を全摘する手術を受けることになった由美さん(仮名)だったが……。

前編はこちら

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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2週間後。由美さんは手術室へと向かっていた。全摘出術そのものにかかる時間は1時間程度。

それに加えて、麻酔をかけるための準備と、麻酔が覚めてから問題ないことを手術室内で確認するため、トータルで2時間~2時間半。

2時間費やし、由美さんのがんは無事に取り除かれた。同時に右乳房も身体から取り除かれていったのだ。

術後の経過もよく、一週間で退院。傷の痛みなどはあるものの、身体的な負担はほとんどなく、元の生活に戻るまではさほどの時間は要さなかった。しかし、右乳房を失くしたという、心の痛み、強い不安や無力感が離れることはなかった。



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