不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
酒癖は誰しもが持っているものだが、中には人に理解されがたい酒癖もある。
高倉未来(仮名・32)もその1人だ。
お酒を飲むたびに男を誘惑し、朝まで過ごす。無意識に誰かしらの太ももの上に手を乗せているのだ。コンパであろうが、職場の飲み会であろうが、既婚者であろうがお構いなし。
「お酒を飲むとどうしても1人じゃ眠れないんです。そのままタクシーに乗って、ホテルへ直行がお決まりのパターン」

ワンナイトを繰り返した結果、経験人数は100人以上。しかし、男を自分の家に招き入れたことは一度もないという。
「基本はホテルですね、朝起きてそっと帰りたいから。相手の家にも極力行きたくない。だって、家って”現実”って感じで、余韻がなくないですか?」
未来は決して美人ではない。しかし、いつでもふんわりと優しい笑顔を浮かべていて、憎めない愛らしさがある。そして何より、男たちが沼るのは未来の持つ魅惑の肌質だ。
「私の肌って吸い付くみたいなんです。もちっぽい?っていうか……。特別なお手入れをしているわけではないんですけどね」
そういって自然とこちらの手を握ってくれたが、確かになんともいえないしっとりと気持ちのいい感触。確かにこの手で触れられたら、ほかの部分も想像してしまうのも無理はない。未来はこの肌を武器に百戦錬磨、多くの男を落としてきたのだ。
「基本的に”2回目”はありません。後腐れないのがいいんです。そこから付き合ったことももちろんあるんですけど、だいたい不倫なんですよね。結局ダメになって……その繰り返しだから、特定の人を作りません」
そんな性に奔放に生きる未来は去年、インターネット系の広告代理店から大手広告代理店に転職を果たした。
しかし、そこに悲劇の落とし穴が待ち受けていた。
衝撃の後半に続く。